蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2002年03月23日(土) 母娘関係

最近、母とよくけんかをする。と言うよりも、私が一方的にまくしたてて、母はだんまりをきめこむ。その後もぎくしゃくしていて、やりにくいことこの上ない。幼い頃はともかく、私が高校生くらいからは何でも話せる友達のような仲になったのだが、この仲の良さが都合の良いときもあれば悪いときもある。そしてこの頃は、それがとても都合悪い。

容赦なく辛辣な言葉を浴びせかけてしまったときの気まずさといったらない。いくら母娘でも、やっぱり言っていいことと言っちゃいけないことがあるのだ。お互いにいろいろ知ってるだけに、そしてわかっているようで肝心なことはそれほどわかっていないだけに、事態はますます面倒なことになる。

母からはあれこれと相談をもちかけられる。それはちゃんと言葉になっていることもあれば、なんとなく様子がおかしいという態度で示されていることもある。この「なんとなく様子がおかしい」に気がつくのは、私と妹なのだが、妹は気がついても知らんぷりをする。仕方なく、私は「どうしたの?」と母に聞く。これは私たち姉妹の決定的な違いだ。妹は厄介事から逃げるのがうまい。「どうしたの?」と聞いてしまったからには、ある程度、問題が解決するまで母に付き合うことになる。でも、最近気がついたことなのだが、母にはそもそも問題を自分の力で解決しようという意志がみられない。文句を言っているだけで、話はいつも堂々巡り。これには、娘の私も手を焼く。これでも大人かと疑ってしまう。

子離れできない母に付き合って、あんまりいつまでもくっついているのはよくないのだろう。同じ家で暮らしていることでさえ、時には苦痛に感じる。けれども、突き放すというのもこれまたなかなか難しい。何かいい方法はないだろうか。春、桜の咲くちょうどこの時期、最も母の機嫌が悪いので、私も巻きこまれて毎日気疲れする。早く夏にでもなってほしい。


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