蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2002年06月11日(火) カフェ探訪

数字の2と「居心地のいいカフェ探し」をはじめた。私はいいお店を見つけると、そこにばかり通って満足するけれど、2はそれでは物足りないらしく、次から次へと開拓したいらしい。この前、渋谷で居心地のいいオープンテラスを見つけて、ふたりともそのカフェがとても気に入った。それから私はちょくちょくそこへ行くようになり、一方の2はそこに匹敵するような別のカフェを探すという。それなら私も行く、ということで「居心地のいいカフェ探し」がはじまった。

東京にはカフェなんてそれこそ星の数ほどあるから、いくらでも見つかるだろうと思ったら、これがそうでもなさそうな気配(カフェ巡りもまだほんの数軒なので、言い切ってしまうにはまだ早いけれど)。ガイドブックもたくさんあるから、何冊か見比べて良さそうなお店に行ってみると、思っていた雰囲気と違っていてがっかりすることもある。

そもそも「居心地の良さ」なんていうのは人それぞれ、勝手気ままなものなのだ。にぎやかなところが好きな人もいれば、静かなところが好きな人もいる。私が探しているのは、活気があるけれどうるさくはなくて、ちゃんと相手の話し声が聞こえるところ。メニューには「ふんわりカプチーノ」「キリッと紅茶」「すっきりチーズケーキ」「幸せアプリコットタルト」があるかどうかも重要なポイントだ。アイスクリームがおいしいとなおよい。それに、テーブルの間隔、BGMの音量、日当たり、景色、ウェイターの接客態度、気になるところは言い出したらきりがない。とにかく、行ってみないことにはわからないのだ。

今はもうないけれど、新宿にとてもおいしいマフィンを焼いてくれるカフェがあった。1時には終わってしまうブランチでだけ出されるこのマフィンをよく食べに行った。しかし、ここの店員がものすごく無愛想なのだ。みんながみんなしかめっ面で、私の大好きなマフィンを運んできては、乱暴にテーブルに置いていく。この店員には最後の最後まで慣れなかったけれど、あのマフィンは本当においしかった。そう考えると雰囲気も大切だけれど、なにはともあれまずは味なのだなと思う。


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