蜜白玉のひとりごと
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昨日の朝から、マロが体調不良でぐったりしている。医者に連れていき薬をもらったが、元気になるまではとにかく心配でたまらない。夜中に具合が悪くなったときひとりぼっちだったらかわいそうなので、一階にタオルケットを持ってきてマロのとなりに寝る。ほぼ三十分おきに、はっとして目が覚める。マロは眠っている。呼吸が速く、暑そうにしているので、うちわで弱くあおいでやる。
朝五時起床。全然寝た気がしない。床に寝ていたので体が痛い。雨戸を開けて、コーヒーをいれる。お腹が空いたのでパンも食べる。早朝の空気はもやもやとやわらかく、思ったより涼しい。六時過ぎ、母が起きてきたのでバトンタッチをして、今度は自分の部屋で寝る。
朝九時再び起床。外はすっかり暑くなっている。さっきの涼しさが嘘のようだ。マロは朝ごはんをいつもの半分くらい食べる。私は今日二度目の朝ごはんを食べる。
昼間、とても眠くて何度か後ろにひっくり返りそうになる。何の用事もないのに席を立って歩いたり、トイレに行ったりして、どうにか眠気を覚ます。いつも周りにいる人たちがぞくぞくと出張に行ってしまったので、部屋がおそろしく静かだ。なぜか電話もあまり鳴らない。
『龍宮』を読み終える。どれもこれもかなしい話だ。「あ、この感じ、わかる」というところがいくつもあって、焦る。本当はわかっちゃまずいんじゃないだろうか。「こんなのわかんない、なに言ってんの?」くらい遠いところに、私は居たい。とりあえず、海のそばには置かないようにする。
朝(一) 食パン一枚、ヨーグルト、コーヒー、グレープフルーツジュース。 朝(二) 全粒粉食パン一枚、生ハムとレタス、牛乳。 昼 よもぎあんぱん、ハムクロワッサン、ポカリスエット。 夜 ごはん、豚汁、ほうれん草のゴマ和え、いわしの香梅漬、お茶。
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