蜜白玉のひとりごと
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朝八時半起床。風が弱く、じりじりと暑い。空は素直によく晴れている。部屋の温度計は三十二℃を指している。だるくなるので、自分の部屋ではできるだけクーラーをつけない。窓から入る風とうちわで過ごす。風が部屋を通りぬけると涼しく感じる。本を読んだり、音楽を聴いたり、じっとしている分にはこれでだいじょうぶだ。アイスコーヒーもスイカもアイスクリームも、暑いところで食べるからこそおいしい。
『クマのプーさん プー横丁にたった家』を読んでいたら、いつの間にか眠ってしまう。夢の中で、プーとコブタと私が、ピクニックだかお茶会だかを主催する。お客はクリストファー・ロビンと数字の2だ。もっと他にもいたかもしれない。丘の上の原っぱに大きな布を広げて、次から次へと食べ物をならべる。お茶は紅茶で、ちゃんとティーポットとカップとソーサーが用意されている。なんとものどかな休日だと、夢の中の私は満足する。
夕方五時過ぎ、マロと散歩に行く。マロがとぼとぼ歩くので、私もとぼとぼ歩く。少し歩いてはぴたっと止まる。私も止まる。突然ぶわっと走るので、私も負けじと走る。マロは走りながら振りかえって、ちゃんと私がついてくるのを見てうれしそうにする。どっちが散歩させられているのかわからない。周りに誰もいないのをいいことに、ふんふん鼻歌を歌いながら歩く。
朝 食パン一枚、グレープフルーツジュース、牛乳、コーヒー。 昼 ごはん、納豆、いわしのみりん干し、煮豆、お茶、スイカ、アイスクリーム。 夜 ごはん、サバ味噌煮、きゅうりとみょうが、もずく酢、わかめとエリンギの味噌汁、ビール。
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