蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2002年11月15日(金) ばっさり/毬花

ばっさり髪を切る。いつもの美容師さんとふたりで、さよ〜なら〜とか言いながら、15センチくらいざくざく切る。できあがりは、ボブベースのショートとでも言おうか。頭が軽くなったし、髪を洗うのも乾かすのも楽で、とても気に入っている。こんなに短くしたのは、2年ぶりくらいだろうか。いやはや、長い髪にはもう飽きた。これからはさわやかにいこう。

会う人会う人に、あーっ、髪切った!!と驚かれる。これだけばっさり切れば、たいていの人は気がつくらしい。長いのがよかったのに、と言う人がいれば、短いの似合うね、と言う人もいる。多数決で、今回のイメチェンは好評とみていいだろう。でもまあ、結局はどちらでもいいのだ。自分の好きな髪型で気持ちよく過ごせれば、それがいちばんいい。

どうも髪を切ると必ず、なんかあった?もしかして失恋?と聞いてくる人がいる。どうしてそうステレオタイプな発想しかできないのだろう。当たらずとも遠からず、ではあるにせよ、あなたにはカンケーない。金井美恵子の『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』には、髪型の変遷と恋愛の関係について言及しているとてもおもしろい場面がある。私は髪を切るといつもこれを思い出しては、自分の髪型と恋愛の関連性について考えることになる。

今までの経験から言えば(まあ、それしかデータがないのだけれど)、長い髪をばっさり切ると、静かな生活をひっくり返すような出会いがある。迷惑と言えば迷惑、おもしろいと言えばおもしろい。はてさて、今度はどうなることやら・・・?

夜は、電車内の広告で気になっていた、キリン一番搾り限定醸造「毬花」を飲む。新鮮な青いにおい。採れたてのホップをその場で凍らせて砕いて(だったかな?)使用しただけのことはある。しばらくは病みつきになりそうだ。缶のデザインもかわいらしい。なんとなく中国緑茶を連想させるような、優美なデザイン。とてもビールとは思えない。


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