蛍桜

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自分への甘えと恐怖
決めた、というよりは決めてた。
ずっと前から、
去年の12月末から、ずっと決めてた。

その決心は絶対に、変えたくなかった。
だけど、揺らいだ。
それでも、今、変えずにいる。
それでよかった、と安心する。

前から何回も言ってること。
「不幸なふりをしているだけ」
「苦しんでるわけじゃない、辛いわけじゃない、
ただ、そういうフリをしているだけ」
何度も何度も言ってきた。
自分でそのことわかってるくせに
ずっと「フリ」を続けていた。
ちょっと心地がよくってね、それが居場所だと勘違いしてた。
多分、まだ勘違いしてる。
わかってても、その居場所が好き。

不幸な自分が好き。

だけど、こんなことしてると、
本当に苦しんでる人に失礼だよね。分かってるけどね。

それは人それぞれでしょう。
なんて言って、逃げとく。
それが私だから。

「そんなことしてるから、嫌われるんだよ」
そう言われても、そうだよ。って笑って言える。
もう開き直ってるというよりも、
現実を見ていないといったほうが正しい。
それで、いろんな人、失ってきた。

いつからだろう。
普通の友達から、少し「スキ」に動いたとき、
私はその人にやさしくできなくなる。
いままでずっと、そうだったんだと思う。
それを通り越すことなんてなくって、
いつになっても、そのまんまで。
だけど、少しだけ収まる時期はあって、
それでも、その相手の顔を見るたび、きつくなって。
こういうふうにしか接する事ができなくなって。

自分でちゃんとそれに気付いたのは緋色の時だ。
緋色に、きつくあたるしかできなかった。
今も、きつくあたることしかできない。
だけど、一応自分の行動がどれだけ相手を傷つけるか
わかってきたから、前よりはおさえてる。
といっても、現実ではそこまできつくあたることはない。
私がきつくあたるのは「ネット」と限られてて、
緋色とは、メッセで話すけど、
それにはきつい言葉しかかかなかった。
だから、すごく現実あいずらいし、
緋色も私のことがイヤになって、
学校行くなら、誘って、と言ったのに、
誘わなかったんだと思うし、
他の約束も、ドタキャンしたんだと思う。

私の責任。
こういう接し方しかできないの。
こういう接し方をちゃんと理解してくれて、
受け止めてくれる人がほしい、なんて甘えで、
自分で治さなくちゃいけないのはわかってるんだけど、
直らない。これが私、なんて開き直っていいかしら?





今ちょうど、12月末の気分。
また何か、新たな決心をして自分を縛り付けたい。
なにかに、縛り付けたい。

そうしないと暴れだしそうで怖い。
自分で自分をコントロールできなくって怖い。

・・・怖い。


明日、世界が破滅すればいいのに、と考える。
いや、本当はそんなことは望んでないのだけど。
明日、私が破滅すればいいのに、と考える。
2002年05月04日(土)

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