マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

裕木奈江から内田恭子に継承された、フジの伝統芸。 - 2002年10月28日(月)

 このあいだ、フジテレビの夜のスポーツニュース番組「すぽると」にボブ・サップが出演したときのこと。ボブ・サップは例のビースト路線でスタジオで暴れまくり、うっちーこと内田恭子アナウンサーは、仕事を忘れ、キャ〜と悲鳴を上げて逃げまどっていた。
 まあ、確かに間近なところでサップに暴れられたら、怖いんだろうけど。
 しかし、番組中では、おそらく他のスタッフのものであろう笑い声が拾われていた。
 少なくとも、うっちーが仕事を忘れてキャーキャー言っているという状況は、スタッフにとっては驚くべきものではなく、いやむしろ、わざと彼女をキャーキャー言わせるという意図があったのではないかと思われる。
 僕は、うっちー好きなので、むしろ微笑ましく思いつつ最初は観ていたんだけれど、最後のほうは、さすがに「アナウンサーなんだから、もうちょっとちゃんと仕事しろよ!」という気持ちになってしまった。
 こういう、女子アナの悲鳴に頼った(それで「カワイイ」とか言ってるヤツがいるのだ、確かにカワイイけどさ)番組作りっていうのは、すごくイヤラシイ感じがするのだが。
 アクシデントとして起こった悲鳴なら、ちょっとソソラレルところもあるんだけど、これでは、むしろ不快な印象しか受けない。そんなに騒がなくても…という気持ちになるくらいだ。
 だいたい、うっちーは泣き叫びタレントじゃなくって、アナウンサーのはずだし、計算されたアクシデントほど、観ていてしらけるものはない。

 一昔前は、放送中にアナウンサーが動転して悲鳴を上げるなんて、一部の世界紀行系の番組以外では許されないことだった気がするんだけどなあ。むしろ、そんな態度を示したら恥ずかしいというのが、アナウンサーの常識じゃないのか。
 
 大学に入学したころ、オールナイトニッポンでパーソナリティをやっていた新人時代の裕木奈江(今、いったいどうしているんでしょうね…)が、番組中で、とにかくず〜っとキャーキャー言っていたのを聞いて、こんな普通の女の子(当時は、ね)の悲鳴をこんなに流し続けるなんて、すごい放送だ…と思った記憶があるから、そのあたりがルーツなのだろうか?

 そういえば、ニッポン放送もフジサンケイグループだ。


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