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追憶と懺悔の有馬記念。 - 2002年12月21日(土) いよいよ今日は有馬記念。 競馬者にとっては、一年の仕事おさめとも言うべきレースだ。 いや、東京大賞典があるだろ!という方もいらっしゃるのは承知の上ではあるのだけれど。 とりあえず、時事ものではあるし、有馬記念の記憶をいくつか書き出してみたいと思う。 まずは、サクラローレルが勝った有馬記念。 僕は、このレースは馬券を買わずに家のテレビで隠れるようにしてみていた。何故かというと、そのときはちょうど父親が亡くなった直後で、まだ初七日にもなっていなかったのだ。 喪主として初めて会う人の挨拶などを受けながら、こっそり観た有馬記念。それは、なんだか異世界のような光景だった。 サクラローレルが勝ち、2着はマ−ベラスサンデー。 不謹慎ながら、「買えなくて良かった…」とちょっと思ったりもした。 天皇賞・秋のレースぶりからは、マーベラスに2500mは長いんじゃないかと思っていたからだ。 そういえば、マイネルブリッジが追い込んできて、これが2着に入ったらすごいことになるなあ、と直線ワクワクしていたなあ。 ちなみに、ここ8年くらいで、G1レースをPAT等も含めれば、買わなかったのは、この有馬記念と去年の天皇賞・春くらいだ(このときは韓国に渡航中)。 もうひとつ、忘れられないレースは、もう4年前の有馬記念。 グラスワンダーが復活優勝したレースだった。 僕はグラスが大好きで、珍しくグラスメジロブライトの馬券を5000円持っていたのだ。たぶん、4500円くらいついたと思う。 テレビの前で「そのまま!」と言った有馬は、たぶんこのときだけなんじゃないだろうか。 その一週間も経たないうちに、母親が亡くなった。 もともと癌に侵されており、重篤な状態が続いていたので、それなそれで仕方がないことだ。 でも、看病の合間に買った馬券が大当たりしたことは、なんだかとても後ろめたいような気がして仕方がなかったものだ。 そんなことは絶対にありえないとわかっていても、そんな運があったのなら、せめて年を越せるくらいには生きていてほしかったな、と思う。 僕にとっての有馬記念は、とりあえず1年無事に生きてこれたことを感謝するレースなのだ。相変わらずギャンブル浸りの不肖の息子であることを両親に少しだけ申し訳なく思いつつ。 今年の予想は、素直に ◎シンボリクリスエス ○ファインモーション ▲ジャングルポケット △ナリタトップロード 馬連1−12,1−9,9−12,1−11 当たったら、バイオU買います。 ...
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