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「僕の生きる道」に思う〜人生なんて哀しいくらい不公平。 - 2003年01月08日(水) 「僕の生きる道」を観て思った。 さて、余命1年と言われたら、僕はどうするだろう。 ドラマの主人公は、職場(高校教師なので、高校)に酒飲んで遅刻したりしながらも行ったり、矢田亜希子に無理やりキスしたりしていたが(余談なんですけど、ああいうときって、ドラマの女性って避けないですよね。よっぽど高速で迫ってきたならともかく、普通逃げると思う)、自分だったらどうするかなあ、と。 預金を全部下ろして、遊んで暮らすか(実際は、1年遊んで暮らせるほどの預金はないが、保険が下りるはず)。 それとも、何かを残そうとしてあがいてみるか。 しかし、死ぬものの実感というのは、本人にしか、いや本人にすらもわからないんじゃないだろうか? この世に、死んだことのある人間はいない。 侍は、たぶん、頭の中で「死ぬシミュレーション」を繰り返していたのだと思う。それでも、歴史の中で「切腹できなかった侍」というのは、けっこういるのだ。 よくわからないから、日常に埋没しようとする。 だから、たぶんネットに闘病記を書いたり、パチンコをしたり、その合間に仕事をしたりして暮らすことになるだろう。 体力が許す限り。 僕は思う。僕が死ぬなんて、不公平じゃないか!と。 そうなのだ、不公平なのだ、世の中なんてのは。 生まれてすぐ死んでしまう子供だっているのだから。 生まれてきたこと自体が、かなりの強運なのだ。 余命なんて、生まれたばかりの子供でも余命80年くらいなのにね。 このドラマ、黒澤明の「生きる」を下敷きにしているみたいです。 ブランコのシーンとか。 まさか、あの通りのオチではないでしょうけど。 ...
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