マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

パイロットは、地味な仕事なの? - 2003年02月03日(月)

 昨日飛行機に乗ったら、何故かスチュワーデスさん(以下CAさん)のシートと向かい合わせの席だった(いわゆる「出入り口の近くの席」)。
 こういう状況だと、いつもは目のやり場に困るのだけれど、昨日のCAさんは気さくな人で、着陸前に僕の隣のK先生と話しこんでいたので、少しだけ仲間に入れてもらった。
 その航空会社は、キムタクの「Good Luck!!」に全面協力しているところなのだが、僕が「あれ観てると、パイロットになっておけばよかったかなあ、て思います」と言うと、嬉しそうに微笑みながら
「でも、そんなにカッコいいばっかりの仕事じゃないんですよ、実際。狭いコックピットの中に、操縦士と副操縦士2人きりでずっといないといけないし、実際は、ドラマみたいにいろんなトラブルが起こるわけではないから、長いときは十数時間も集中力を切らさないようにするのが大変みたい。」
と教えてくれた。

 そうなんだよなあ、「いい仕事」なんていうけれど、実際はそういう仕事は何でも、カッコイイ瞬間よりも、地味な努力や準備期間のほうが長かったりするわけだ。
 医者だって、外科医は24時間を越える手術なんてのがあったりするが、内科医を眠れなくさせているのは、カンファレンスの準備やカルテの記載、患者さんの生命保険の診断書の記入などの事務仕事だったりするわけだ。
 野球選手だって、試合より練習している時間のほうが、はるかに長いわけで。
 
 楽で、カッコよくて、収入がいい仕事なんて、そうそうあるわけないもんなあ。



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