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「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「ロードス島戦記」 - 2003年02月18日(火) 日本国内での2002年度の映画興行収入ランキング(日本映画製作者連盟発表) 第1位:ハリー・ポッターと賢者の石 203億円 第2位:ハリー・ポッターと秘密の部屋 180億円 第3位:モンスターズ・インク 94億円 第4位:スターウォーズ・エピソード2 94億円 第5位:ロード・オブ・ザ・リング 91億円 ちなみに、以下はスパイダーマン、オーシャンズ11、猫の恩返しと続きます。 このランキングを観て思ったのは、「スター・ウォーズ」が「モンスターズ・インク」に負けたのか!ということと、僕としては昨年一番好きだった「ロード・オブ・ザ・リング」が、「ハリー・ポッター」にダブルスコアで負けてるということでしょうか。まさか、字幕がヘンだったから、というわけではないでしょうが。 僕は、正直なところ「ハリー・ポッター」が、どうしてあんなにヒットしているのか、よくわかりません。なんとなく「子供が読むものじゃないの?」という意識が拭えないんですよね。「ロード・オブ・ザ・リング」の圧倒的な世界観と映像美に比べたら、チープな印象も拭えないし。 そんなことを考えていたら、僕が中学生のころのことを思い出しました。 当時、既に「ファンタジー小説の原点」といわれていた「指輪物語」を僕はまともに読んだことがなかったのです。 それでいながら「あんなのは歴史的遺物だ」とか思い込んで、「ロードス島戦記」とかを熱心に読んでいたわけで。ほんと、本末転倒というか… 「ロードス島戦記」は、当時の僕にもわかるほど文章そのものは安っぽかったのですが、キャラクターが凄く魅力的で。 当時、もうちょっと「指輪物語」をキチンと読んでおけば良かったなあ。 でも、その頃「『指輪』も読まないヤツは、人間失格!」みたいなことを言うファンタジーマニアがけっこういて、すごく作品に対する印象が悪かったんですよねえ。 それから15年くらいたって、僕も「やっぱり『指輪物語』だ!」とか言っているわけですから、ひょっとしたら、あと15年後には「やっぱり『ハリー・ポッター』は凄かった!」とか言ってるような気もします。 ...
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