マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

静かなるドン… - 2003年02月23日(日)

負けたよ、また負けた…
2003年最初の中央競馬のG1、フェブラリーS。
僕の本命は、藤田騎乗のアドマイヤドン。
さあ、ゲートが開いて、各馬きれいなスタート…

じゃないだろう、大外でアドマイヤドンが躓いてるよ、なんだそりゃ!
でも、ひょっとしたら、ここから巻き返してくれる、といいなあ…
あっ、ゴールドアリュールいい手応え、超ハイペースで先行馬総崩れ、のはずなのに、はず、なのに………

というわけで、去年のエリザベス女王胚(それもショボ勝ち)以来の連敗記録は、2003年になっても継続中。もうそろそろ、勘弁してくれ。
僕にとっては、競馬の負けは鬱モードへのトリガーになるので、危険なんだって。

 いや、アドマイヤドン、パドックをテレビで観たときに、危ないと思いはしたのだ。もう馬券は買ったあとだったのだが。
 内側をトボトボ歩くドンと外側を堂々と踏みしめるゴールドアリュール。
 さらに、レースも僕が思っていたような超ハイペースにはならず、時計も速かった…要するに、全部が裏目裏目に出ているんだよなあ。
 
 冷静に考えれば、3ヶ月の休み明けで、しかも過去の実績からもあまり休養明けのレースは期待できず、さらに小回り中山の大外枠、というドンに不利な条件は、たくさんあったのだ。
 でも僕は、「ハイペースで先行馬不利」「同じコースのJCダートでは2着」「中央のダート重賞未勝利(これは、ドンもそうだったんだよなあ…)」というマイナスの要素ばかりを加味して、ゴールドアリュールは、ドンとの馬券だけを抑える、という結論に達してしまったわけだ。
 ちなみに、ドンからはビワシンセイキもイーグルも買っていたのだが。
 (あと、リージェントブラフなんてのも買っていた。今から考えたら、人気ないねえ、ラッキーとか思いながら。バカ大爆発。)
 
 予想というのは、ほんとうに難しい。
 競馬をやるときには、いつもそう思う。そういえば、去年のJCダートのあと、上位入線馬がみんな真ん中から内だったのをみて、「中山のダート1800mは、内枠有利なんだな」と頭にインプットしたはずだったのに、すっかり忘れていた。

 でも本当に、考えないといけないよなあ。
 本当に勝てる予想というのは、いろんな要素を公平に考えて、しかも人気と配当のバランスも考慮に入れていないと意味がないのに。
 
 どうしても、僕は、今目の前のこのレースで儲けようとしてしまうから、こうして、その場限りの負けを繰り返してしまうのだ。
 去年は、休み明けで、ドバイへの叩き台だから危ない、と思って軽視していたアグネスデジタルが圧勝したものだから、個体として異なる馬であるアドマイヤドンも大丈夫だと、思い込んでしまったのだ。

 毎回、同じことの繰り返し。
 たぶん、本当に勝てる人は「休み明けの馬は、G1では買わない」と決めたら、どんな状況でもそれを貫くはずだ。そうして危険な人気馬を除外していければ、もちろん負けることもあるだろうけれど、トータルではプラスになるはず。

 僕は、自分が目先のことにしか目が行かない人間であるということを痛感して、夜の当直室で、またひとり考え込む。

 でも、今日もまた言わせて欲しい。
「僕の予想が悪いんじゃない、結果が悪いだけだ!!」と。
スマートボーイ、なんで捨て身で行ってハイペースにしないんだ、嘘つき!
 


...




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