マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「下弦の月」のインパクト。 - 2003年03月05日(水)

 ♪下弦の月が映る、鏡のような水面

 今、大ヒット中のRUI(柴咲コウ)の「月の雫」の一節だ。
 この歌を聴いていると、昔の表現がたくさん耳に入ってくる。
 なんというか、これがすごく心に響くのだ。


 だいたい「下弦の月」なんて言葉、中学校の理科の時間くらいに使って以来なんじゃないだろうか?この歌で最初に引っかかったのが、この言葉なのだ。
 月をあらわす言葉で、日常よく使うものは「満月・新月・三日月」くらいのもの。「みなも」なんて、グッとくるよなあ。

 中学校の頃、吉川英治の「三國志」を読んでいた。
 この作品は戦前に書かれたものだから、当然古い日本語がたくさん使われているし、漢語による部分も多い。
 最初の1巻を読み終わるのには、1週間くらいかかった。
 でも、最後の8巻(孔明が五丈原で落命する件)は、何時間かで読み終わった記憶がある。
 とっつきにくいけれど、古い日本語も悪くない。なんか格調高いような気がするし。
 「オレは中学生なのに、こんな難しい本も読んじゃうんだぜ!」とか、内心いい気分だったのも事実だが。


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