2004年05月23日(日) |
フェノールフタレイン |
無数の痕が僕を締め付けてるようで 触ると痛みが走る感覚が 存在してる感覚を与えてくれる
瞬時の痛みよりも残る痛みが善い 刹那のものは遠く感じるから
もっとさらけ出して見えない処が無くなるのなら 此の痕を増やしたい 何処へも逝かないから 身体中の色が変わっても善い
一時の悦びなんて要らない 続く不安定なものが魅力的だから
僕だけを見てくれるのが嬉しい 嫉妬で満ちあふれるのは嫌悪感ばかりで 空っぽになるばかりで満たされはしないから
火炙りで浮かび上がる文字のように 薄っすらとだけ浮かびあがる水面の僕
零すのは泪でも言葉でも無く君への想い いつか僕だけになるから 僕の蜜を零さずに待っていて
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