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2004年07月18日(日) 『新選組!』池田屋&Myレミコン楽日。

久々に『新選組!』。
感想が2週間抜けちゃったけど、気も抜けてたので。
浅利君登場とか、舞台ファン的においしいところは
あったはずなんだけど、どうも盛り上がりに欠けてた。
特に先週は、池田屋前だってのに緊張感がない〜っ!
ちったぁ何とかしろよ(^^;と、頭抱えつつ思ってた。

だけど今回は、映像的に面白いのが大きかった。
気合い入れて作った2階建てセット、さすがに○!
狭っ苦しくて暗いところで戦ってるのがすごく分かる。
あんなに長い時間の殺陣を、飽きずに見られたのは
カメラワークによるところが大きいんだろうなぁ。

もし、個々の戦いを大写しにして感情移入させようとしたら、
史実上で主人公であるはずの近藤や沖田の殺陣が
腰が据わってない、時代劇臭い重みを持たない分だけ、
「安っぽい時代劇」になった可能性大じゃないかと思う。
だけど、セットをフル活用、俯瞰で回したり離れて撮って、
あくまでも頭上からの歴史的視点で見せてくれたことで
本人たちはすごく真剣なのに、「小さい小さい」っぷりも
見えるという、『新選組!』ならではのものになった気が。

合間でちょこちょこ、捨助が交じってるのも良かった。
桂さんの場面は「捨のせいで難を逃れるのかよ!」って、
思わず速攻で、画面に向かってつっ込んじゃったけど。
源之丞さんに「突入していいですかねぇ・・・」なんて
尋ねにいっちゃう近藤ってのも史上初なんだろうけど、
そういう人相手でなきゃ源之丞さんも「行きなはれ」
とは言わないだろうし、広沢様もあんなに好意的じゃ
なかっただろうなと思えてきたから、ちょっと納得。
山南さんが真正面から怒ってるのに、引き取って、
計画立案しちゃう観流斎とかもヤな奴で良かったし、
近藤の殺陣も「いかにも強そう」ではなかったものの、
殴る蹴るも織り交ぜて実用的な分、踊りで培った
運動能力が役に立ってた感じで、結構見られたし。

うん、ちょっとまた盛り上がったかも。
画面暗くて、誰が誰やら分かりにくかったけど。
沖田の血吐き場面の青や赤の紫陽花ふぶき?は、
一体何だったんだろうと思ったけど、他は良かった。
今回と続けて見てれば、先週分も「たるいーっ!」
とは思わなくなるのかな?と、ちょっと思ったりも。
でも、大河ドラマである以上、壮大で劇的な物語を
期待している人だと、新撰組最大の見せ場が、
こんなんだと、テンション低すぎ・・・と思われそうだなぁ。


『レ・ミゼラブルコンサート』

<出演>
別所哲也、佐山陽規、本田美奈子、マルシア、
河野由佳、岡田浩暉、駒田一、瀬戸内美八、留守晃
<席>1階S列どセンター

今更(連れにそう言われたので)ですが、留守アンジョ。
間違って、燃える太陽の矢に射抜かれてしまいました。
近くで見たらそんな事はないのかもしれないけれど、
角川フイイとか上條コンブと、大きい人に囲まれた
細く小さな体の彼が、間違って現れた少年のよう。
なのに、その存在感が彼こそ中心だと感じさせる。

そして、その硬い雰囲気と声質が、「少年のように
見えるアンジョルラス」というのは、容姿よりも、
潔癖さと、分かち難い未熟さゆえなのだと思わせる。
観る前に尋ねたら「革命が成功しないアンジョルラス」
と説明されたけれど、それが最も的確な表現かも。

何に惚れてしまったって、よりによって最後。
♪「立つのだ仲間よ、世界に自由を〜」と謳った彼の、
悔しそうな、でも誇らしげな表情にやられてしまった。
自分自身で革命を成功させることはできなかったが、
より良い世界への一歩であることを疑わない瞳。
うわぁぁぁん。私がアンジョで泣かされるなんて。

結局、5レミコンして、バルジャベファンテコゼと、
テナ夫妻はクリア。ANZAエポと津田&泉見マリ、
吉野アンジョのみ観られずという結果になりまして。
チケットを取る時点で、とにかく禅マリ中心に考え、
前半に行かれるだけチケットを取っておいて、
足りない人を埋める感じで後半を取ったら、
今日という日はお初の人だらけになって。

だから、それぞれの相性や組合わせまで
考えて取る余裕は全くなかったのですが、
本田エポ&岡田マリは、相性良かった感じ。

私は本田美奈子の自己主張が大の苦手で、
つい、心的に耳を塞ぐ癖ができているんです。
そのため♪オンマイオウンなど「うるさい・・・」と
思いつつも退屈で眠くなる状態だったのですが、
♪恵みの雨は、岡田マリの薄さや柔らかさと
不思議なハーモニーをかもしだしていると感じて。
今回、ぼんやりしすぎて消えがちな岡田マリも、
本田エポのキツさを包み込むことで存在感が
はっきりして、バランスが良かったです。ヒット。

バルジャベは、今回双方とも最初で最後。
組合わせとしては気にならず、むしろ良い方かな。
単体では、別所バルの歌の成長に目を見張った。
格段の安定感を手に入れて、安心して音楽や
歌詞の表情に耳を傾けられるようになっていて。
1幕の猛々しさが減り、若干、退屈に感じたけれど、
その分、2幕が良くなっていたかも。

ただ・・・、友人に怒られたんだけど、
滝田→山口と、バルジャンを愛してきている私は
つい、最後に世界への愛を求めてしまうんだよなぁ。
レミゼを観終わって帰る時、自分も洗い流されて、
世界が輝いて見えちゃう幸せを感じたいというか。
別所バルは、昇天時も、ものすごく人間的な感じ。
「コゼット」という単一に対する思いで幸せなよう。
もっと「列に入れよ!」と思いたいのは我がまま?

最後に佐山ジャベ。とっても小市民。
頑張って頑張って頑張ってる姿が印象的で、
1幕はなかなか好みだったのですが、自殺の場面、
疲れ果てて死を選んでしまう中間管理職のようで・・・。
一貫性があるし、何といっても歌の安心感があるし、
別所バルとだと人間くささのバランスも取れるようで、
良かったと思うんだけど、ちょっと好みじゃないかな。
我がままだけど、もう少し壮大なレミが観たくって。
でも作りとしてはありだし、面白かったです。

さてさて。レミゼモードのスイッチ入ってしまったので、
コンサートのために遠征なんざしねえやと言って
大阪パスしたってのに、名古屋や地方の考え中。
次は、綜馬&村井ジャベに、戸井マリだぁ!(苦笑)
でも、留守アンジョはどこにもいな〜い・・・。



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