ねこや  ネコヤシキ日

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2003年03月24日(月) それでも英語、なのかな

少し前のこと、英語が母国語である知人がカナダでひらかれる学会に行くという話をしたとき、私は「いいなあ、英語がわかると」と言ったことがあった。彼女は「なにいってんのー」のように返してきた。あなたもわりと英語がわかるじゃないの、という意味だったようだ。「ううん、私は、インドのようなところでならば英語でなんとかなるけれど、ネイティブスピーカー同士が話す会議では英語はよく聞き取れないよ。そういう体験がある。(その程度なのは)受け入れているかなー」のように私は答えた。

会議の英語もいくらかは把握できる。しごとで必要な論文を読むのはまあまあできる。必要も望みもあって、英語習得のための努力は結構してきたと思う。けれど、情緒的な文章はほとんど読めないし、議論する力もない。けれど今は、それ以上になろうとする努力は、やめている。

英語、というか、アメリカ語を使わなければ何かと利のない今。
むかしのあるとき、アジアの別の国々で、日本のことばがその位置にあったわけだ。ある国々ではフランスの、スペインのことばがその位置にあったわけだ。「力」のある国のことばがハバをきかせる。有力なことばのウラに国の権力がある。(と思う)

こんなことを思ったりしている間に、とにかく英語習得にエネルギーを注ぐほうが現世利益はたしかにあるのだ。必要も便利もあるから、英語なんて一切やりませんとは言わないのだ。

だけど、なしくずしにアメリカ語一辺倒ってのは、ちょっと待ってよ。
と、せめてこんなところに書いてみる。


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