この日はもともと母乳外来の日だったけど、昨日の発熱のせいでそれどころじゃなくなった。 朝から父親に番を取りに行ってもらい、さあ病院に出かけようと思っていたら何にも知らない親戚がやってきた。 熱でふらふらで今から病院に行くから帰って、とも言えず、笑顔で対応。 晃太朗は上機嫌でにこにこ親戚のお相手をしてくれた。
病院に行き、たななさんに会った。ご主人と検診に来ていたらしい。 熱が上がっていたのか、下がっていたのか、昨夜よりいくらか元気になっていた私は楽しくおしゃべりをし、診察を受けた後、二階の看護婦さんの詰め所に行って母乳外来に出られないかわりに晃太朗の体重だけ測ってもらった。 3574gになっていた晃太朗は、一日に42gずつ体重が増えていっていることになる。普通、この頃の赤ちゃんは一日に30gずつ体重が増えるので、晃太朗はまずまずといったところ。 増えすぎなんじゃないかな、なんて心配していたのでちょっと安心。
家に帰って、午後はひたすら寝ていた。 元気な晃太朗には、午後からやってきた親戚達のお相手をお願いした。 いい子で寝ていてくれたらしい。
親戚達は口をそろえて「旦那に似てる。いい子だ」と言っていた。 確かに、晃太朗は旦那様似だと思う。十ヶ月も私のお腹にいたくせに、旦那様に似ているなんて変なの。 けど、だんだん顎は二重顎になってくるし、ほっぺたもたるんできて、丸い顔になってきた。 それでも旦那様に似ているとみんなが言うのはただひとつ。晃太朗は鼻が高い! どうせ私は低いですよ!ふん!! 母に似なくてよかったよかった、と周りに言われ、母ちょっと落ち込む。
夜、仕事を終えてから旦那様が鈴鹿に来てくれた。 妊娠中は土曜日に仕事があったら当然、鈴鹿まで来なかったのに、晃太朗が産まれたら来るようになった。 晃太朗がかわいいのはわかるけど・・・なんか複雑な気分だ。
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