おーのの育児日記

2004年04月24日(土) 出産

朝からなんだか体が変だった。
お腹の張りがいつもと違う感じ。お腹が張るんじゃなくて、腰がずんと重い。
でも、この「いつもと違う」って感じをもう2週間も感じていたから出産になるのかどうか自分でもよくわからない。
旦那様には何も言わず、朝仕事に送り出した。

土曜日なので晃太朗の保育園はお休み。
朝から「あちょぼー」の連発。
でも体がしんどい。しんどい。しんどいのよぉ〜〜〜。
洗濯を干して、掃除をして、一息つく暇もなく晃太朗と遊ぶ。
天気はいいけど、外に出かける勇気はない。外で産気づいたらどうしよう。

何がきっかけなのか、晃太朗とお相撲ごっこをすることに。
「よいしょー、よいしょー」と二人で四股を踏む。つっぱりをする。
これがよかったのかいけなかったのか、腰がずーんとする感じが定期的になってきた。
でもやっぱり陣痛だという自信はない。
おしるしもないし。
・・・と思っていたら昼過ぎ、おりものにちょっぴりの出血。
晃太朗の時のおしるしは、生理の時のように真っ赤な血が結構な量出てたから、いまいちおしるしだという自信はない。

腰のずーんという感じがやってくる間隔を調べようとしても、晃太朗と遊んだり昼食の用意をしたり動いてばかりでよくわからない。
5分でくることもあれば15分、20分とこないこともあるし。
もしかしたら気付いていないのかもしれない。それくらい痛くない。

昼食をとってから晃太朗に昼寝をしようと誘っても「ねんね、ないなーい。おっきしよー」と寝ようとしない晃太朗。
でもさすがに母は疲れたのでベッドで横になることにした。
晃太朗は大泣き。「ママ、バイバーイ」と言い残し、一人で遊び始める。

この時、午後1時半。
時計で腰のずーんの間隔を測ってみると、どうやら15分間隔らしい。
病院でもらったしおりによると、経産婦はお産の進みが早いので、お腹の張りが15〜20分間隔になったら病院に連絡、入院するようにと書いてあるけど、晃太朗もいるし(しかも眠いくせに昼寝してなくて機嫌の悪い状態だし)旦那様は今日はお仕事。夜はPTAとの懇親会で帰ってこないし・・・
しばらく様子をみることにした。

30分横になっていたけど、晃太朗が再び「いっちょ、あちょぼー」と言ってきたので起きることにした。
晃太朗の相手をしながら、入院の準備を確認。
どのタイミングで病院にいけばいいのかなあと迷いつつ、晃太朗とおやつを食べる。

くららさんにメールで相談。早く病院に行ったほうがいいと言われ、やっぱりそうかなあと思い時計を見るともうすぐ午後4時。
旦那様、午後から授業参観だって言ってたけど、もう終わっている頃でしょう。
PTAとの懇談会には出なくてもいいだろうから、今電話すれば帰ってきてくれるかもしれない。
無理なら晃太朗を連れて病院にいこうかなあ・・・大丈夫かしら。

午後4時少し前。
旦那様の職場に連絡。
旦那様は保護者懇談会で職員室にはいないらしい。
電話に出た教頭先生に「陣痛がきたようなのでいまから病院に行くと伝えてください」と伝言を頼む。
旦那様、今日に限って携帯電話を家に忘れていっている。メールもできない。使えない・・・^^;
すぐに旦那様から電話がかかってきて今から帰ってきてくれるらしい。
旦那様の実家に電話。病院まで来てもらって、晃太朗をお願いすることにした。
病院にも電話。旦那様が帰ってきたら行く事を伝える。
鈴鹿にも電話。誰も出ないので妹に「ちょっと産んでくる」とメール。

病院にはいったら子宮口はすでに5センチ開いているらしい。
陣痛の間隔は10分間隔になっていた。
でもあんまり痛くない。
二人目からの出産は楽だっていうけど、ほんとみたい。これなら楽勝ね、とやや楽観的な私。

そのまま入院することに。
旦那様と晃太朗と旦那様の母上と4人で病室で過ごすことになった。
テレビを見ながらのほほーんと過ごす。

午後8時。晃太朗と旦那様の母上が旦那様の実家に帰ることに。
旦那様はこのまま一緒に出産に立ち会うので病院に残った。
陣痛は5分間隔。でもあんまり痛くない。
子宮口は7センチくらい開いているらしい。

午後10時。旦那様と「世界不思議発見!」を見終ったあたりから陣痛の間隔は2〜3分になってきて、痛みも激しくなってきた。
痛いのでとにかく叫ぶ。
「いたいぃ〜〜いたいぃ〜〜いたいのよぉ〜〜」
子宮口は8センチくらい開いているらしい。まだまだ先は長そう。

午後11時。分娩室近くの陣痛室に入る。
子宮口はまだまだ9センチの開き。
もう一息。
痛みはどんどん増してきて、腰が砕けて割れそう。
「二人目の出産は楽だなんて嘘だぁ〜〜〜」と叫ぶ。
「ぬおぉぉ〜〜〜。いたいぃ〜〜〜」と唸る、叫ぶ。とにかく騒ぐ。
晃太朗の時よりきっとうるさかったに違いない。

午後11時半。
さらに痛みが増す。
看護婦さんに陣痛がきたらいきんでみてもいいと言われるけど、赤ちゃんがおりてくる感じがまったくしない。
晃太朗の時は「いきみたい」感じがしたのに、今回はなし。
だからどういきんでいいのかよくわからない。とりあえずいきんでみる。

午後11時50分。
破水。
股の間で水風船がぐぅぅ〜〜っと膨らんで、パンッ!!って弾けた感じ。
生暖かい水で下半身はぐっしょり。
旦那様に「破水した〜〜」と言うと、ナースコールで看護婦さんが来てくれた。
子宮口は全開(10センチ)
「分娩室に行きましょう」と言われる。
この状態で歩けって!?む、むりですぅ・・・

なんとか歩いて分娩室へ。
のんびりお医者さんがやってくる。
さあいきんで!と言われても・・・だって痛いし・・・赤ちゃんほんとに産まれそうなの!?全然おりてくるって感じないんですけど・・・

とりあえずいきんでみるけど、痛くて力が入らない。
「い、いきめません・・・うめません・・・」
弱音は誰も聞いてくれない。でも痛いんだもん〜〜〜。

それでも何度かいきんでいると、突然ゴゴゴ〜〜〜ォォォって何かがおりてくる感じがした。
きたきたきた!!
と思ったら、股をちょっきん。
ほぎゃぁぁ〜〜〜〜。

日付は変わって午前0時10分。長女花奈乃の誕生です。


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