十二国記読んだ。
これはねー… 教科書みたいなもんです。 月の影の下巻は、読んで泣かなかったためしがない。 今回も例に漏れず。 そして、また忘れていたことを思い出させてもらったし、 新たに、自分に置き換えてみて発見したこともあり、 有意義な収穫が得られた読書だった。 感謝。
現状把握とそして今後の展望。 道程。
確たる証。 自分だけが感じている時間の長さを客観的に気づけたり。 自分と他人の境界や、相互作用の在り方。
私は自分で自分の短所や欠点を重大な欠落や悪の権化だと認識していて それを他人に向けて発揮することが悪だと思い込んでいたし それを全部まるっと含めて自分を受け止めて欲しい反面、 全部ひけらかしたら絶対引かれる、という危惧も同時に抱いていて。 矛盾なんだけど、揺れに揺れてもがいてた。 苦しかった。 肯定できなかった。
たぶんね、 またその罠に陥るんだ、容易く。 それでも、自分がいかに守られていて恵まれていて その当たり前すぎて忘れ去ってしまう状況にもう一度気づけたら また、立ち上がれる。 前を向いて歩ける。 そんな風に思えた。
この日記だってまた大活躍で上下した気分のはけ口になるだろうしね。 わかりきってることだけど、 躓いて、泣いて、苦しんで、 そこから再び歩き出せるからこそ見える景色がある。
「バカだなあ」って 楽俊に言われても全然嫌な気がしないように、 あったかく自分をくるむように自分を抱きしめられたらいいなあ。 実際抱きしめたいのは別の人ですけどね!!
自分がどうして欲しいかとか 何が足りない、かにが足りない、と 相手の仕事の忙しさや事情を鑑みて我慢してた分が自分本位なわがままとなって噴出してしまって、 どうにも目も当てられない有様になっちゃってたんだけど それもまあしょうがないね! さみしがりだし、彼のことが大好きだから故だしね!!
赦したり、認めたり、「好き」とはいかなくても その厳かでひそやかな儀式が積み重なって 「自信」になり、人格を形成するのでしょうね。 ちいさなことでも、いっこずつ気づいて そして築いていくことが、生きてゆくっていうことなのかもしれない。 直視しがたい自分の醜さも、 傍にいてくれるだいじな人や 遠くても気遣ってくれる家族や友人が在ることを思い出して そして何より、自分が自分であるがゆえの今だということを 心に刻んで。
今日も食べ過ぎておなかが苦しいけれど、 どうにかしたいそれではなく。 念願かなってパン食べられたしね。 だから、良いのです。 肯定できる自分に光あれ。 6巻読みたい☆お兄さんオチ。
|