第10話 嵐 - 2002年03月10日(日) 小さなランプに照らされたベッドルーム。 ひとつになっ男と女が二人の愛を確かめ合っていた。 生きることとは今を楽しむこと。 二人にはわかっていた。 この時間はなにごとにも変えられないことを。 ベッドのブライアンは完璧な大人だった。 経験豊かなリンダにとっても初めての体験だった。 ブライアンは荒々しくあばれまくるリンダをいとも 簡単に、嵐の中を行く船の艦長のようにさっそうとあやつっていた。 リンダはブライアンにすべてをまかせていた。 やがて二人は港につき静かな眠りについた。 しかし、幸せに眠る二人には、 運命としか呼べない大きな嵐 が待ち受けていたのであった。 つづく -
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