第12話 やわらかなピアノ - 2002年03月12日(火) ピアノに向かい鍵盤をたたき 続けるリンダ。 なにかを語るかのようにかもし出されるメロディ。 リンダはピアノと対照的な真っ白な シャツを着ていた。 それは、着ているというより ただ、のっかている、そっと息を吹きかければ 飛んでしまいそうなたたずまい。 その横で写真を見つめ呆然としているブライアン。 いたずらな風が二人の間を駆け抜ける。 白いシャツからそれよりも更に白い乳房が転げ出た。 混乱していたブライアンの頭がはじけた。 ブライアンはリンダの乳房にむしゃぶりついた。 「おーーーxxxxxxっ」。 野獣のように叫ぶブライアン。 「やめてブライアン。」 しかし、ブライアンはとまらない。 リンダの体はピアノの上にたたきだされ、 ブライアンの両手で野生のメロディを奏でるのであった。 写真に秘められた秘密から逃げたかった。 触れてはいけないとブライアンはわかっていたのだ。 そして、ブライアンはリンダを弾きつづけるのであった。 逃げるなブライアン。 立ち向かえブライアン。 写真の秘密とはいったい? つづく -
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