![]() |
壁 - 2002年06月22日(土) 韓国が勝った。 日本はすでに敗退している。 ここにきて日本と韓国の比較が始まり、日本の精神力の 無さに話の焦点がきている。 何のために戦うのかということになるのだと思う。 韓国は国、歴史を背負っているが、日本は国を背負っているとは いえない。 今の日本の性格は、戦後の歩みの中でたどりついた国民性であり、 日本人独自の個人主義が広がっている。 国で戦うということは否定的な見方で見られることも多い。 日本選手は個人のために戦っているのだろう。 チームとして日本という名前を背負って戦うには、日本人には 無理がある。 さらに上へいくためにはただ勝ちたいでは届かない。 もうすでに大きな壁が存在している。 ベスト16以上にいくためには強いモチベーションが必要だが、 ワールドカップレベルだとゲームに勝ちたいという単純な気持ちでは 勝てないということだ。 戦うべき中心をもっていない国は負けていく。 ゲーム、スポーツとは違う。 こういう状況の日本が悪いというわけではなく、日本はこの舞台で 戦う目的をもっていない国なのだ。 完全に遅れをとっている。というより、こういう国なのだ。 何かに飢えているという状況にはない。 あらゆるものが飽和している。 国の状況がサッカーにもあらわれてしまう。 最後のぎりぎりの勝負のところで。 強い目的が必要だ、 もし勝ち続けたいならばだ。 -
|
![]() |
![]() |