沢の螢

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二度あることは・・
2002年02月26日(火)

・・・の喩え通り、また保存の失敗をした。アクセスう数500を超えたなどと、ちょっといい気になっていた矢先である。
エッセイをひとつ書き足そうと、入力をはじめ、途中で音楽会に行く時間になった。そこで、いったん止め、保存をして出かけた。
佐藤美枝子のソプラノリサイタルはすばらしかった。得意の「ルチア」のアリアも、ベリーニや、ドニゼッティも、コロラチュアの声に合って、見事な技巧だった。
いい気持ちで帰ってきて、さてと、書きかけのファイルを開けたら、なんと、私のホームページ7ページ分のうち、6ページ分が真っ白になっているではないか。
あわててあちこち開けてみたが、どうも保存のやり方が悪くて、書きかけの7枚目に、6枚の白紙が付いて、上書きしてしまったらしい。
でもウエブ上では、元のまま表示されている。
制作ソフトに入った原稿がなくなったというわけである。
原稿がなくても、表示されている状態のままで良ければ、しばらくそのままにしておけばいいのである。しかし、原稿を直したり、書き加えるときは、ウエブ上では出来ないので、ソフトのファイルを開いて、操作し、アップロードする必要がある。まずは表紙からリンクさせて、別のページに飛ばすことが出来ないと困るのだ。
一昼夜して、家人が、「ウエブ上のテキストをコピーして白紙に貼り付け、背景やレイアウトだけ作ったら、それでいいんじゃない?」と言い出した。そこでやってみた。
表示されている私のページのテキストだけコピーし、ソフトの中で白紙状態になっているページに貼り付けてみた。文字化けするのではと危ぶんだが、そのまま表示された。今度は、そのページに、背景の色や区切り線を入れ、テキストの位置とフォントを修正しながら、、段落ごとに、コピー、切り取り、貼り付けを繰り返して、どうやらもとの原稿に近いものが復元した。
どうせ作り変えるのだからと、表紙は壁紙と写真を一新、レイアウトを少し変え、リンクもやり直して無事完了。ほっとした。
2ページ以下は、まだ出力していないので、いまウエブ上に表示されているのは、原稿がなくなったページの分である。いま、1ページずつ、再構成しているところである。
制作ソフトは便利だが、こういう失敗もある。ハイパーテキストの知識があれば、自分で作る方がいいと思う。
でもジオのツールは、ソフトのページと関係ないので、こういうときでもちゃんとファイルマネージャーで編集できるのが嬉しい。
制作ソフトは、ファイルマネージャーで見ることは出来るが、直接編集できないところが弱点である。
でも失敗したおかげで、またひとつ覚えた。表紙も新しくなった。過去にこだわらず、前進していくのが、この世界の気の持ち方かもしれない。

2002年02月26日 12時12分45秒

梅の香り
我が家の紅梅がほぼ満開である。
二階の窓から全景を見ると、この木を中心に野鳥が訪れている。
下では、木を見上げることになるが、よい香りが漂う。少し大きくなりすぎて、形が悪くなってしまったが、10年前はもうすこし花の数が多かった。毎年庭師が手入れをしているが、枝を切りつめても、木はどんどん大きくなり、広がりすぎて、花が減ったように思う。
鵯は、花の蜜を吸ったついでに、花びらを落としてゆく。ほかの小さな鳥たちは、新芽に付いた虫を食べてくれる。冬の間、野鳥のための餌台をしつらえて、麻の実やトウモロコシ、バナナやみかん、特製のバードケーキを置いておく。
ケーキは、粉、マーガリン、砂糖を4.2.1の割合でこねて、細長く丸め、円筒型の網に入れておく。これはどの鳥も好きで、四十雀、雀、鵯、目白の好物である。粉とマーガリンがすぐなくなってしまう。
暖かくなると、餌台は片づけることにしている。野鳥が持つ、自然の力を衰えさせてはいけないからだ。
巣箱も木に仕掛けてあるが、お目当ての四十雀がなかなか入ってくれない。何年か前、珍しく四十雀が巣箱に入ったことがあり、育雛の有様をつぶさに観察した。雛が育つまで、道路側の垣根に「四十雀が子育てしています。お静かに」という札を掛けておいた。
木と野鳥は、お互いに持ちつ持たれつの関係にある。自然の営みに、感慨を覚える季節である。

2002年02月26日 22時36分01秒



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