沢の螢

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沈丁花
2002年02月27日(水)

私は夜型、寝るのが12時過ぎ、朝は7時前に起きれば早いほうである。
連れ合いは朝型だった。サラリーマン時代はいつも6時前に起き、食事や身支度に時間を掛けて、出かけていた。それに長年付き合ってきたので、私も5時半頃に起きる生活をしてきたが、連れ合いがリタイアして、それほど早く起きなくていいことになると、2時間ほどずれてしまった。もともと朝が弱いのに、無理して起きていたことが、よくわかった。
連れ合いの方は、しばらくは、早起きしていたが、私が目を覚まさないので、お腹をすかせたまま、待っていることになる。
「自分で朝ご飯ぐらい作れば」と、私はいうが、長年の習慣を変えるのは大変らしく、結局私の時間帯に合わせてしまい、いまや、夫婦そろって、朝寝となってしまった。
冬は寒いので、目を覚ましても、なかなか起きられず、寝物語ならぬ朝語りをして、部屋が暖まった頃に、やっと起き出す始末である。
暖かくなってきたので、こんな怠惰な生活をあらためなければいけない。
いつぞやは、8時前に電話を掛けてきた人がいて、寝起きの声で応対していたら、「風邪ですか」といわれてしまった。
今日は、遅い朝食のあと、連れ合いはスポーツジムに出かけた。
天気が悪いので、洗濯も掃除もしないつもりでいたら、昼前に日が差してきた。そこで、庭に水まきをした。私の部屋の窓の下に、チューリップの球根を植えたので、水をやった。10センチほどに伸びている。この暖かさが続けば、まもなく花が咲くだろう。
梅の花に気を取られていたが、南側の沈丁花が、ほぼ満開である。匂いが薄いのは、どういうわけだろう。大気汚染などと関係があるのだろうか。
私は、沈丁花の、花の咲かない赤紫のつぼみが好きなので、白い花を咲かせてしまうと、少し感興がそがれる。
水を撒いていると、南の家の気配が時々感じられることがある。しかし、今日はひっそりしている。最近、明治生まれの奥さんが亡くなり、ご主人も入院中なので、前に来ていたお手伝いさんや、介護の人たちが来なくなったのだろう。
どんなに仲の良い夫婦でも、どちらかが先に逝く。私は、連れ合いのいなくなったあとの人生は、想像が付かないので、出来れば自分がお先に失礼したいが、これだけは神様の思し召し、ケンカしながら、揃っている時を、大事に過ごすべきかもしれない。

2002年02月27日 14時02分27秒



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