![]() |
![]() |
2ヶ月ぶりに美容院に行った。 この前少し短くカットしすぎたので、寒いうちは、このまま伸ばしておこうと、無精していたが、いよいよ、格好が付かなくなったので、午後から出かけていった。 シャンプー、カット、カラーで2時間半、帰りにスーパーなどに寄ったので、夕食の時間になってしまった。 美容院は、まめに行く人と、私のように、なかなか行かない人とあるようだ。女性は、何を置いても美容院には行くものだと思っている男の人も多い。そんなことはない。むしろ、男性の方が、月に一度は床屋に行くと、決めている人が多いのではなかろうか。 女の髪は、多少伸びたりしても、ごまかす方法があるが、男の髪は、ただの無精髪になってしまうからということもあるのだろう。 連れ合いはこのごろ床屋でなく、美容院に行っている。床屋との違いは、ひげを剃るかどうかだけだと言うが、少し腰の弱くなった髪には、美容師のカットの方が、仕上げが軽くていいらしい。あちこち渡り歩いて、このところ、行く店を決めたらしい。 私は、美容院をよく替える方である。私が浮気だと言うこともあるが、一番の理由は、どこへ行っても、気に入らないからである。 私はパーマネントウエーブをかけないので、カットだけで髪を決めなければならないのだが、これぞと言うヘアスタイルに仕上がったことは滅多にない。年格好を見て、大体こんなところかというマニュアルがあるのかと思うくらい、同じようなちんまりとしたスタイルにまとめてしまう。いつも不満が残る。その結果、あちこちの美容院をはしごすることになるのだ。 3年ほど前、うちから自転車で行けるぐらいのところに、ふらっと入った。そのとき私の髪を切ってくれた美容師が、とてもいい形にしてくれた。気に入って珍しく通い続けたが、いつの間にか、店を替わったと見え、ある時からいなくなってしまった。そのまま、同じ店に行っているが、ほかの美容師では、どうも前のようには行かず、かといって、店を渡り歩くのも、だんだん面倒になったので、今日もそこへ行った。 美容院の鏡の中では、まあまあと思って出てきたが、うちに帰ってくると、なんだか気に入らず、やり直したい気分である。 昔の話をしても仕方がないが、私が若い頃暮らした南米では、美容院がよかった。シャンプーは粗雑で、すすぎが足りなかったり、手先の扱いが乱暴で、はらはらしたりしたが、仕上げのうまさは抜群だった。 お客をいかに美しくするかという意識に、徹しているように思われた。このころ写した写真は、どれも自分とは思えない美女にとれている。ヘアスタイルのせいである。 同じ外国でも、イギリスの美容院はいただけなかった。満足した記憶がない。お化粧よりも服よりも、顔を引き立たせるヘアスタイル、プロならもっと研究せい、と言うのが、己の素材の悪さを棚上げにした、私の言い分である。 2002年03月17日 00時23分16秒
|
![]() |
![]() |