沢の螢

akiko【MAIL

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あれよあれよ
2002年03月22日(金)

ここ2,3日、メールや電話で行き来していることで、大変戸惑っている。
先日、女5人で大変愉しかったことを書いた。
その中で、たまたま私がある話をした。それは、「こういうことがあったらいいんじゃないかしら」と言うぐらいの話題で、具体的なことではなかった。
ところが、その話が、いつの間にか大々的なキャンペーンのような話に発展していて、しかも、最初に言った私の存在などは何処かへ行ってしまい、別の人の考えた話として、あれよあれよと、広がっているのである。
どうも先日の5人のうちの二人が、実現に向けて、ほんの1,2日のうちに動き出したらしく、空中をメールと電話が飛び交っていたのだった。
私の所にメールが来たのは、今日になってからである。すでに話が一人歩きして、私の言ったこととは、全くべつの展開になってしまって、野火のように広がっていたのだった。計画自体は、良いことだから、それに異を唱えることはないかもしれない。
ただ、その話を具体化するなら、私には事前にひとこと言ってくれても良いんじゃないかと思った。少なくとも、その場に一緒にいたほかの3人には、「この間出た話を実行したいんだけど、いかがでしょうか」位の、根回しがあってしかるべきではないか。
そう言う手続きを省いて、いきなりメールで、「こういうことになりましたから、ご協力願います」では、ちょっとおかしな気がする。
こういうのを、抜け駆けとか、スタンドプレイとか、言うのではあるまいか。
人の話を、じっと聞いていて、黙って自分のアイデアのようにしてしまうのは、フェアではない。私には、こんなことは考えられない。
5人のうちの一人が、「失礼な話ね」と、憤慨して私に電話をかけてきた。「あなたが言い出したことでしょう」と、私に代わって、怒っている。
でも、ここで私が「あれは私が最初に考えたんです」と、主張することに、どんな利点があるだろう。自分の人間を下げるだけである。功を焦りたい人には、させておけばいい。組織の中で、人より抜きんでるためには、その位したたかでないとやっていけない。
こんなことは、政界の男社会の話かと思っていたが、女でも、すごい人がいるモンだと感心した。
私は、見かけによらずお人好しで、思ったことは、出し惜しみなくしゃべってしまうので、時々こういう目に遭うのである。
そして、なぜか、悪役に仕立て上げられたりする。
いきさつを訊いた連れ合いが言った。「その件に関しては、ノーコメントで通した方が良いよ。何か言えば、話に尾ひれがついて、ろくなことにはならないし、うまくいかなかった時は、きみのせいにされてしまうから」
その話が実行される頃、私は日本にいないので、却って好都合である。
最初に電話をかけてきた人が、全部のいきさつを知っているから、それだけでよい。
ただ、先日のせっかくの愉しい話に、妙なオチが付いてしまった。ちょっと残念である。

2002年03月22日 00時02分4

桜咲く
久しぶりに、繁華街に出た。連れあいと車で通る途中、桜並木があり、ほとんど満開で、小雨に少し散る風情もあり、早い花見となった。
今年は開花が早くて、この分では、4月にならないうちに、日本全国の桜が、咲ききってしまうかもしれない。
昨年、三春と言うところに、桜見物に出かけたが、4月半ば、もう散ってしまっていた。その前の年は、まだ開花していなかった。
毎年ここを訪れるという人に、連れて行ってもらったが、2年続きの空振りだった。今年は、まだ話が出てないが、もう咲いているかもしれない。
3月の桜というのは、なんだかそぐわない。やはり、4月になってから咲いて欲しい。
今月終わりに中国江南に行くが、菜の花の見頃だそうで、楽しみである。
魑魅魍魎の渦巻く人間界、でも美しい花は、それらのことを忘れさせてくれる。買い物をし、食事をして帰ってきた。今日は、しばらくぶりの雨で、少し助かる。多少、地面も潤うだろう。
2002年03月22日 21時26分38秒



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