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連れ合いが、脳のCTスキャンを受けてきて、「ショックだよ」という。 本人の気づかないうちに、微量脳梗塞があるとのこと、脳の縮みもあるそうで、「いよいよキタか」と、悄げている。 でも、よく訊いてみると、年齢的に、ごくふつうに見られる程度のことらしく、たまたま、パソコンをやっているとき、腕が痺れるので、気にして、いつも行っている開業医で、診てもらった結果のことだった。 はじめは頸椎か、肩か、と言っていたが、念のため、CTを勧められたのである。 検査しなければ、判らずにすんでいたところだった。 原因は、どうも酒の飲み過ぎらしいというので、好きな飲酒も、減らすと言う。 「若いときから、あんなに呑んでて、何もなかったらおかしいわよ」というと「君は、思いやりがないなあ」と、がっかりしたらしい。 連れ合いと酒は、女房の私より、縁が深いのではないかと思う。 私は、父親が酒飲みだったので、結婚するなら一滴も呑まない人がいいと思っていたが、若気の至りで、酒飲みと一緒になってしまった。 連れあいの父も酒飲みで、だいぶ母に苦労をかけたらしく、連れ合いも、自分の母親の前では、ほとんど呑まなかったらしいのに、女房ならいいと思ったのか、本来の酒飲みの血が出てきたらしい。 最近、自分の酒の量がコントロールできなくなったようで、外で呑むと、悪酔いすることが多くなった。 「禁酒日」などを設けていたはずが、いつの間にか、「毎日が飲酒日」になっていた。 私も、お酒は嫌いではないし、かなりイケるほうである。しかし、過ぎた酒が、体にいいはずはないことは、よく分かる。 痴呆の原因の一つに、過度の飲酒というのも、指摘されている。 でも、そんなことをいくら言っても、酒飲みというのは、馬耳東風、スキャンで示されて、ビックリして、初めて、認識するのだろう。 本人がショックを受けているのに、重ねて言うこともないので、知らん顔していたら、気を取り直し、夕べは、「適度の酒はいいらしいよ」などと言い、寝酒を飲んで安眠していた。 そして、今日は、スポーツクラブに出かけていった。 2002年07月03日 12時05分14秒
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