沢の螢

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夫婦二組
2002年07月21日(日)

昨日は、少し遅れた私の誕生祝いをするといって、息子夫婦が、やってきた。
「腰痛が続いて、家の中は、散らかしっぱなしだから」と、あらかじめ、予防線を張っていたが、最低、掃除機を掛けたり、居間のテーブルを片づけたりした。
料理は、いつも、息子の妻が、一抱え用意してくるのが、この数年の習慣である。
夫が、車でスイカとワインを買いに行き、私は、和え物と、冷たいオニオンスープを作った程度。
3時の約束が、来たのは6時近く。
道が混んでいたり、寄り道に手間取ったそうな。
ちょうど時間なので、早速晩餐にはいる。
息子の妻は、料理が得意。
姑が、その方はだめなことを知っているので、テーブルいっぱいの品数を、揃えて持ってくる。
正月のおせちも、最近は、彼女の手作り。
昨日は、ビーフのサラダ、鰻の混ぜご飯、ピクルスに、インゲンのごま和え、豚の角煮。
ワインの紅白に、誕生祝いのケーキ、薔薇の盛り籠。これは、精巧に出来た、造花である。
「いつも面倒掛けて悪いわね」というと、「いえいえ、こんなことしか出来なくて」と、けろっとしている。
正月以来の顔合わせなので、夫の誕生日や、母の日など、いくつか一緒にして、乾杯をした。
二人とも30代半ば、仕事が忙しく、すれ違いで、この夏は、一緒に休みが取れないので、どこにも行きませんと言っていた。
4人の会話は、やはり、社会の一線で働いている若い夫婦と、先輩である夫との、話が中心になる。
私は、そちらの方は聞き役だが、時々、入り込んで、感想を言う。
親子と言うより、夫婦二組といった雰囲気である。
まだ、息子夫婦に子どもがいないせいもあって、あまり、家庭的なことは、話題にならない。
あれこれ、話が弾んで、気がついたら、夜中の12時を回っていた。
二人を送り出して、残った親夫婦は、それぞれの部屋に戻り、めいめいのパソコンの前に座ったのであった。

2002年07月21日 08時47分54秒


酷暑
梅雨が明け、代わって、連日の猛暑である。
酷暑とも、極暑とも言う。
この暑さの中、外出は、正直おっくうである。しかし、家にいても、暑さは同じ。
むしろ、冷房の効いた場所で日中を過ごす方がいいので、思い切って出かける。
今日は、連句サークルの例会。
夫が、車で駅まで送ってくれたので、時間も短縮、暑い思いをせずに済んだ。
出席者9人、二つのグループに分かれての付け合い。
和やかに、愉しく終わった。
このサークルには、昨年初めから、参加している。
最初は、お客さんとして声を掛けられ、2度3度と足を運ぶうちに、「入りませんか」と言われ、喜んでメンバーに加えてもらった。
名簿上のメンバーは、16人ほど。
このごろは、10名前後が、いつも出席している。
ここ半年ばかり、私に対して、心よく思わない人がいるのを知っているし、目に見えないところで、不明朗なささやきがあることも感じている。
思ったことを、すぐ口に出してしまう、私のような人間は、雰囲気に合わないのではないかと思い、行かない方がいいかもしれないと、悩んだりしたが、表に出ないことは、ないものと解釈することにした。
人の好き嫌い、誤解や、思い違いは、どこにいても同じである。
人の心の中まで、責任はとれない。
私は、このサークルでの連句が好きだし、メンバーの人たちも、善良すぎるほど、いい人たちで、おおむね心よく、受け入れてくれていると、信じている。
最初に、いらっしゃいと、熱心に誘ってくれた事実だけを大事にしたい。
それ以外の思惑は考えず、淡々と、「その他おおぜい」に徹することにした。
それで、少し、気が楽になった。
連句が終わり、外に出ると、まだかなりの暑さだったが、途中で買い物をして、家につく頃は、少し涼しい風が吹いてきた。
留守中、夫がふんだんに水を撒いたらしく、門の前の鉢植えが、生き生きしていた。

朝顔は、順調に蔓を伸ばし、わずかだが、咲き始めている。

朝顔やひと日ひと日の蔓の伸び

2002年07月21日 19時27分22秒



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