沢の螢

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風の音
2002年08月27日(火)

木々の間を抜ける風の音を感じながら、持ってきた本のうち、三冊を読む。
高橋治「ひと恋ひ歳時記」、これは「俳句」という雑誌に連載されていたもの。
大庭みな子「楽しみの日々」、六年前脳血栓で倒れた作家の闘病とリハビリの日々を綴ったもの。
久世光彦「薔薇に溺れて」、この人の本は、車谷長吉と共に、愛読している。
それぞれ、興味深く、面白かった。
先月見た井上ひさし芝居「太鼓たたいて笛ふいて」のなかに、藤村の「新生」に絡む話がでてくる。
これは、今まで読んでないので、持ってきたが、ちょっと時間がない。
上九一色村にゴルフに行っていた夫が帰り、静寂は破られた。
明日、掃除をして、東京に帰る。雨になるとの予報である。

東京に帰ると、懸案事項がいろいろ待っている。
まずホームページを作り替える。
佐渡の小旅行。
深川の連句の会、俳句文学館の連句の会に行く。
短歌十首送る。
漱石「夢十夜」についての講座を聴きに行く。
初台に、オペラを見に行く。
小田急沿線の連句の会に行く。「いらっしゃい」と言ってくれるところを大事にしたい。
その合間に、夏物をしまい、暑さを理由に怠けていた家の中の整理整頓をする。
そろそろ、万一の時に備えて、身辺整理も、ボツボツ。
両親の顔も見に行かねば。
これだけのことを、九月中に全部出来るかどうか、自信がない。
パソコンの前に坐る時間を、今までの半分にするつもりだが、どうなるか。
この一ヶ月、私にとっては、大事なものをなくし、人に裏切られたつらい日々だった。
でも、時間の経過のすばらしさ!そして自然の治癒力!
ほんの少しばかりだが、森が癒してくれた。
ともあれ、季節は確実に、秋になってきている。

2002年08月27日 21時56分51秒



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