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木々の間を抜ける風の音を感じながら、持ってきた本のうち、三冊を読む。 高橋治「ひと恋ひ歳時記」、これは「俳句」という雑誌に連載されていたもの。 大庭みな子「楽しみの日々」、六年前脳血栓で倒れた作家の闘病とリハビリの日々を綴ったもの。 久世光彦「薔薇に溺れて」、この人の本は、車谷長吉と共に、愛読している。 それぞれ、興味深く、面白かった。 先月見た井上ひさし芝居「太鼓たたいて笛ふいて」のなかに、藤村の「新生」に絡む話がでてくる。 これは、今まで読んでないので、持ってきたが、ちょっと時間がない。 上九一色村にゴルフに行っていた夫が帰り、静寂は破られた。 明日、掃除をして、東京に帰る。雨になるとの予報である。 東京に帰ると、懸案事項がいろいろ待っている。 まずホームページを作り替える。 佐渡の小旅行。 深川の連句の会、俳句文学館の連句の会に行く。 短歌十首送る。 漱石「夢十夜」についての講座を聴きに行く。 初台に、オペラを見に行く。 小田急沿線の連句の会に行く。「いらっしゃい」と言ってくれるところを大事にしたい。 その合間に、夏物をしまい、暑さを理由に怠けていた家の中の整理整頓をする。 そろそろ、万一の時に備えて、身辺整理も、ボツボツ。 両親の顔も見に行かねば。 これだけのことを、九月中に全部出来るかどうか、自信がない。 パソコンの前に坐る時間を、今までの半分にするつもりだが、どうなるか。 この一ヶ月、私にとっては、大事なものをなくし、人に裏切られたつらい日々だった。 でも、時間の経過のすばらしさ!そして自然の治癒力! ほんの少しばかりだが、森が癒してくれた。 ともあれ、季節は確実に、秋になってきている。 2002年08月27日 21時56分51秒
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