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少し早いが、墓参りに行った。 秋川市の霊園である。 ここには、夫の両親と、生まれてすぐに死んだ夫の弟が眠っている。 連休は道も、霊園も込むので、今年は平日にしようときめていた。 良い天気、少し汗ばむほどだったが、霊園の中は、あまり人もいず、ゆっくり墓参をすることが出来、正解だった。 いつもより丁寧に墓の掃除をし、植木の刈り込みをし、花を生けて、霊園内のレストランで遅い昼食をとって、帰ってきた。 夫の父親は、夫が大学を卒業した年になくなり、母は23年前、70歳でなくなった。 今の時代、共に短命と言っていい。 父親の方は、結婚前に一度会っただけだが、母は晩年、私たちと共に暮らし、短い間だったが、大変思い出深いものがある。 頭が良く、世間のことをよく知っていて、私はこの母から、生みの母よりも多くのことを教わった。 茶道を嗜み、旅行が好きで、あちこち出かけては、私にもおみやげを買ってきてくれた。 私たちのブラジル在住中、一人で、ブラジルまでやってきて、5ヶ月滞在した。 私たち夫婦、息子、母と4人で、アルゼンチンやチリに行ったことも忘れられない。 ブラジルでは、現地にいる人たちとも、そつなく付き合って、愉しんでいた。 買い物が好きで、あちこち行きたがるので、ときどき閉口したことも、懐かしい。 言葉がわからなくても、何とかなってしまうのである。 もう10年、生きていてほしかったと思う。 早く連れあいを亡くし、子どもは男の子だけで、少し寂しかったかも知れない。 私は、まだ若く、母の気持ちを理解するほど成長していなかった。 今頃になって、母の心にいくらか近づいた気がしている。
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