沢の螢

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満月の夜
2002年09月20日(金)

今日は、江戸川区の「源心庵」というところで、満月を待ちながら連句を巻くという、風流な会に参加した。
この会には、4,5年前まで、良く参加していた。
しかし、両親が同居している間、外出がしにくくなり、だんだん行かなくなってしまった。
そのまま、今までご無沙汰してしまっていた。
いつもは、都心で会合を開いているが、9月は、お月見を兼ねている。
5年ほど前に、初めて行ったとき、運良く満月に遭遇したが、それ以後は、雨に遭うことが多く、なかなか思うように月が顔を見せてくれなかったそうだ。
今回、久しぶりに参加させてもらうことになり、楽しみにしていた。
朝からいい天気だった。
会は午後3時から、夕食のお弁当が付いて、夜8時過ぎまで、ゆっくり連句を巻くことになっている。
参加者20数名、付け合いが始まって2時間半ほど経つと、少し日が暮れてきた。
座敷の正面は、広縁に面して、大きな池がある。
その向こうは、高いビルなどが建っていて、月が昇るときは、残念ながら視界が妨げられる。
しかし、ビルの屋根の上の方がうっすらと、明るくなっている。
もうすぐだなと、予感した。
6時を廻ってからだろうか。
ふと、空を見ると、月が見えるではないか。
思わず「アラ、出たわ」と、大きな声を出してしまった。
それにつれて、他の人たちも、つぎつぎと廊下に出た。
まん丸な月が、くっきりと浮かんでいる。
低い位置から、月が次第に高く昇っていく様子を、連句の合間にちらちら見ながら、連句を愉しんだ。
まことに幸せな夜であった。
15夜は、21日だが、昨夜の月は、まさに満月、滅多にない晴天の満月を、見ることが出来た。
8時過ぎ、そろそろ連句も終わり、もう一度月を見て、散会した。
帰り、駅の近くで、11人ほどが、名残の2次会をやって、帰路についた。
あまり顔を合わせたくない人が、この会にいることは知っていた。
昨日は、偶然その人たちが来なかった。そのことも、私には、幸いだった。
心おきなく、連句も愉しむことが出来た。
久しぶりに、良い一日だった。



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