沢の螢

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いすかの嘴
2002年09月30日(月)

9月最後の日。
7月の終わり頃、私には、信頼していた人に裏切られるという、つらいことがあった。
それから、なかなか立ち直れなかった。
連れ合いや、親しい友人が、言わず語らずとも、私の心に添うように付き合ってくれて、気持ちが慰められたり、趣味の世界で、それとは関係ない話をしながら、愉しい気分になることはあったが、思ったより、心の傷は深かったらしく、未だにすっきりした気持ちになれないでいる。
忘れようとしても、心のどこかに、いつもそれが引っかかっていて、心から笑えないのだ。
そのきっかけを作った人は、私のいなくなった後、しばらく大人しくしていたらしいが、もういいと思ったのか、最近、私のいなくなったグループに復帰しているらしい。
正直、いい気持ちはしない。
それを誰に言うことも出来ずに、悔しさをかみしめている。
グループには、その人の存在を擁護する人がいる。
「そろそろ出てらっしゃい」と言われて、行っているのだろう。
私には、そうは言ってくれていないと思うと、悔しいし、寂しいが、そんな気持ちを、誰にもぶつけることができない。
無理に、そうした気持ちを押し殺すからいけないのだと思ったら、どっと涙が溢れる。
そうやって、この2ヶ月の間、私は、何度と無く、泣いた。
明日から10月、ネット上では、快活で元気な私なので、誰もそんなことには、気づかない。
そして、私のボードでは、新しく連句の、付け合いが始まる。



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