思い通りに生きたいだけ。
何で、自由が圧し掛かる?
逃げてばかりじゃ
魂が腐って死んじゃうから。
こんなに生きてきた。
戻れない過去と、
精一杯の現在と、
真っ黒に塗りつぶされた未来を持って、
今日も生きていく。
触れられると流れ込む。
思ったよりも冷たくて。
冷たくて、冷たくて、冷たくて。
思ったよりも、何か。
片割れを探して。
君の魂を飲み込めば、
完璧になれるんだろうか。
僕は僕のままで
僕を終われるんだろうか。
認めたくない、この気持ち。
届くなら、抱きしめてしまおうか。
君が空に融ける前に。
秘密の花園を覗いた。
薔薇が咲き乱れていた。
そっと華に手を伸ばしたら、
棘が指をちくりと刺した。
指先に出来たぷっくりとした血玉が、
紫色の霞を心にかけた。
2004年08月22日(日) |
アオガエルのお姫様。 |
悪い魔法使いに魔法をかけられたアタシは
つぶらでまぁるい瞳の
アオガエルになってしまったのでした。
それから待って待って待ち続けて。
やっと王子様に巡り会ったアタシ。
今は幸せで幸せで仕方が無いの。
え?
魔法が解けたから幸せに?
そんなわけないじゃない!
王子様が好きになってくれたのは『今のアタシ』なんだから!
つまり今はアタシ、アオガエルのお姫様ってワケ。
ベリーハッピーエンディングよね!
全部、勇気なんだ。
本音を言うのも、
弱音を吐くのも、
全部、ほんの少しの勇気。
素晴しきこれからを。
祈る気持ちで空を見上げた。
足に枷が付いている。
貴方はどんどん歩いていく。
自分は進めないまま。
貴方を手に入れたい。
足に枷が付いている。
それはモラルという名の何か。
出ない声を限りに叫ぶ。
貴方が、欲しいんです。
今、貴方が振り返ってくれたなら
もうこのまま死んでもいい。
実体無いものに焦がれる、
これは性なのか。
そのぬくもりを、自分だけのものにしたくて。
つい口を突いて出た其れは、
意外にもアナタを喜ばせた。
アナタの為にアタシが在って
アタシの為にアナタが在れば
こんなに苦しまなくて済んだの?
声が聞こえても、
それは私のためのものじゃない。
私のための、コトバを頂戴。
私と血を分けた者よ。
おめでとう。
みんなといる時のアナタが嫌い。
だって私のものじゃないから。
2004年08月12日(木) |
アタシの気持ち、アナタの思考。 |
アタシが悩むのは、
いつでもアナタのことだけなんだ。
早く、理解してよ。
結局、枷。
重たいとは思わないけれど。
不自由だ。
瞳を閉じて
心の流れを追ってみる。
あぁ、そうか。
アタシの本当の願いは。
・・・泣けてきた。
2004年08月09日(月) |
大きくて甘くてせつない。 |
アナタに抱きしめられることが
心地良いって知ったアタシは
もう離れることが出来ないかも知れない。
消えてなくなれ。
今すぐに。
オレはオマエを守っているつもりだった。
オマエはいつもオレを見ていた。
本当に護られていたのは、
オレの方だった。
神は私に罰を与えたもうたか。
嘘偽りばかりで生きている私に。
それでも神よ、見るがいい。
私にはこんなにも
『頑張ろう』
そう言ってくれる人がいる。
生きて、いける。
アナタは
此処に
生きている。
誕生日、おめでとう御座います。
抱きしめたいと思った。
抱きしめられたいと思った。
触れる体温が欲しかったのは、
貴方だけではないと言うこと。
ここに集いし若人たちよ。
全てを忘れる時は今。
ゆっくりと
でも確実に
ワタシハアナタニコロサレル。
ただ少しだけ
見上げた空の青さに戸惑った。
何かを失ったと
急に気付いた。
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