噛み合わない歯車以上に
すれ違った私達
潔い蝉の声は 今年も変わらず
ビルの谷間に響いてる
あなたの居ないこの場所で
大きな勇気を必要とする
その決断は素晴らしい
自分で選んだ道なのだから
自分の手で終わらせられる
ただ
私はそんなに
あなたから遠かったのですか
こんな日でも
笑わなければいけない事が残酷というよりかは
こんな日でも
笑えるわたしの方が きっともっとずっと残酷
雲は雲
ただそれだけの事に
二人気づけずに
傷つきあってた
ただそれだけの事なのに
いいんだよ
守られる事は無いであろう約束を
覚えておくのはいけないことですか
もう守ることが出来ない約束を
心に刻んではいけないのですか
そんな約束たちに
縋りつづけるのは いけない事なのです
その暖かなぬくもりは
いつか消えてしまうから
そばにきて もう少し
あなたが幸せそうに笑うから
わたしは幸せで 嬉しくて
そしてたまらなく
悲しく 苦しい
滅びの呪文をとなえるように
ふたり 同じ言葉を口にする
I Love You...
13'31"
穏やかでゆったりと
励ますでも応援するでもなく
淡々と言葉を紡ぐ彼の声
明日のための眠りに
今日はちゃんと落ちれそう
小さな誤解で恋に落ちた事を
きっと誰も責められない
例え天翔ける乙女でも
偶然耳にしたあなたの名前
心のはじっこはまだ少し痛いけど
可愛いスカートが買えたから
今日はもうそれでいい
無駄に持ち続けた想いだから
こんな風の強い日に
どこかへ飛ばしてあげるのも
それはそれで 悪くない
あの時私はひたすらに
ただひたすらに
あなたを傷つけた
あなたの傷が癒えるよう
突然襲ってくる「正しさ」が 私がここに居るべき理由を否定する
「許し」をくれる人々の中で 「許される」ばかりの自分が情けない
「許される」ばかりじゃなく 「許す」立場でもなく もっと違う、別の何かがいい
後少し
この時が続けばいい
もう少し
傍にいさせて欲しい
大切な事 忘れたふりできる
この瞬間を 後少し
楽しさに 終わりがやってくるのだろう
何故
悲しみに 終わりなどないのだろう
私はあなたを好きじゃなかった
あなたは私を愛してなかった
それだけ
無機質なMSゴシック
チカチカしてる文字に
手をあててみても
I don't feel so warm.
嘘つくのは無しよ
なんて
涙が出るほど笑える嘘は
もういらない
私を肯定する事で
自分を正当化しないで
There is no response.
完璧な私を
あなたは今も
望むから
息ができない
あなたは全てを忘れて構わない
私が全てを覚えておくから
何一つ守られなかった約束の一つ一つを
貴方の口からこぼれた偽りの言葉たちを
どうしたら
あなたを愛せるだろう
どうしたら
あなたを一番傷つけられるのだろう
望むものと
望まれるものとは 違うから
私の言葉を
強い風の中 星空の向こうへ
明日が来るのが怖いから
あと1分
あと30秒
あと10秒
私のそれだけの言葉で
私の全てを理解しなんて思わないで
ほんとうのことだなんて言ってない
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