独り言
i| p| f
陽だまりの中で子等は笑い 木漏れ日の裾で老人は根をはる 僕は空気になろうと努めてみたけど その努力は報われはしなかった
太陽に透かされた木の葉は風に吹かれて それなりの音を奏でている
僕は僕を見下ろし 「とても大切な何かを間違って生きている」 と推測する
単純に思える事が 実は何より難しく重要なんだと もっと大きく書いておくべきだった
あの色褪せた木の葉が 地面に落ち着いたら 僕も家へ帰ろう そこはきっとここより寒いけど それでいいんだ
その幸せは僕の笑顔になり その悲しみは僕の涙になる
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