独り言
i| p| f
この場所に僕の墓石も築こう どのみち僕はいずれ必ずここに戻ってくるのだから
もし僕が 遠くインダス河の源流に身を投げ 液状化し 流され 大河に寄り添う全ての文明に毒を与え続ける事になろうとも 僕の魂はいずれ必ずここに戻ってくるのだから
ここに降る雪には氷点下の温もりがあり それはここに生まれ育ち ここを愛する人間にしか解せない尊いモノで 一国の主が その国家予算を塔の様に積み上げて差し出したところで 手に入れられるものではない
君が「帰る所が無い」と嘆く種類の人間なら 僕は 君にだけはなりたくない
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