* HOMEWORK DIARY *

2004年04月28日(水) バイリンガルの子供

明日は学校がお休みということで、子供たちと夜遅くまでDVDを見ました。
今まで日本語字幕のビデオで何十回と見た『Independence Day』です。
この映画は私と息子(7歳)の超お気に入りで、特に息子は4歳ぐらいの時からヒマさえあればVCRにビデオを突っ込んで、好きなシーンばかり繰り返し見て真似っこしてました。

今日見たのは英語字幕付きだったんですが、見始めて10分以上たって突然息子が





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「今ごろ何言ってんだよ、おいっ!?」と思ったんですが、
そう、日本語も英語も読み書きが激しく遅れている彼は、字幕なんか見ていないのです。

それでも社会背景こそわからないものの、おそらく100回近くこの映画を見ている彼は、それなりにストーリーを理解しているんですねぇ。


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ところで、今日の夕方のニュースの特集でやっていたネタ。
第2言語習得能力と学習開始年齢についてでした。

とりあげられていたのは、週5日、ネイティブによる英語教室に通う小学校2年生の女の子(なんと、英検2級取得済み)と、現役で東大合格を果たした男の子。
ネイティブと会話する実験の中で、東大生がしどろもどろだったのに対して、小2の女の子はペラペラでした。

で、専門家によると、第2言語の学習を7歳までに始めれば、将来はネイティブとほぼ同じレベルに達するというものでした。
(ちなみに私の学習開始年齢36歳は、地を這うような習得能力でした)

ところが一緒にTVを見ていたうちの娘(小3)が、その女の子の英語を聞いて
「何言ってるかわからん」。
そう、英検2級を持っているその子が話してた内容は、「日本の国会がどうのこうのー、経済がどうのこうのー」という内容で、うちの娘にはちんぷんかんぶん。
テロップの日本語訳を読んで、
「ママ、“国会”ってなに?」
「カンファレンス・オブ・ガバメント」
「ふうん……あぁ、あれか。時々寝てる人もいるよね」

その小2の女の子は、自分が話している英語の意味をちゃんと理解していたんでしょうか。

ちなみにうちの子供たちの英語学習開始年齢は、娘が6歳、息子が4歳の時でした。
おそらく、日本で英語を学ぶ子供たちとは、まったく異なる学習方法だったと思います。
まったくのゼロからアメリカで2年半暮らし、娘は渡米した当初から第2言語(ESL)専門の先生による指導を毎日受け、仲良しのお友達もみな日本人以外という環境で目覚ましく上達しました。

一方息子のほうは、娘よりも低年齢で英語環境に放り込まれ、最初の1年間はESLという形で勉強していなかったので、耳からの音を真似るのは早かったですが、自分が声に出している音と目で見る英語がまったく結びついていないようです。

もちろん性格や性別の個人差もあるのでしょう。
それにしても、息子の方が低年齢で海外移住しているのに、娘の方がはるかに英語が上手くなっているんです。
母親として思うに、4、5歳の男の子なんて、まだまだ大人の言うことを自分から聞こうなんて思わないし(うちの子だけか?)、集中力も10分間が限界なんじゃないですか?
その点、当時6歳の娘は、アメリカに住んでいて英語が理解できない不自由さをすでに痛感していたし、とにかく先生の言うことを真似しようと必死だったようです。

日本では英語の早期教育が流行っているようですが、わけもわからず「やだ!」を連発するような年頃の子供に、大人が血眼になってお金や時間を費やしたって、そんなに効果ないんじゃないのぉ〜と思ってしまいます。
開始が早けりゃいいってもんじゃないでしょ。




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……日本語も英語もアヤシイんだよ(-_-;


まあ、私としては、英語学習開始は小学校入学と同時か、しっかりした子なら幼稚園ぐらいがいいんじゃないかと思います。
人の話も聞けるようになるしね。



■本日の英語関係■
Vocabulary:Flash-Card(メルマガ)
Grammar:Azar『Using and Understanding English Grammar』ちょびっと
Reading:ペーパーバック
Writing:なし
Listening:子供たちのたわごと、DVD『Independence Day』
Speaking:音読
others:翻訳講座


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