2004年06月07日(月) |
多読のもうひとつの効能 |
うへぇ、しまった。また夜中の1時になってしまった。 ビール飲む時間がなくなるわい。
ええと、昨日、初めて読みかけのペーパーバックを放棄したことを書いたのですが、今読んでいる本からレベル4にステップアップしてます。 (手持ちのレベル3を全て読み終わったので)
今読んでいるのは、総語数32,000語に及ぶレベル4の中では長編の『On the Beach』というSFです。 テーマは核による世界戦争。 しかも、“じわじわ忍び寄る”系です。 つまり、実際にドンパチ戦うシーンは今のところ出てこなくて、核戦争後に生き残った人々の話。 重いです。かなーり。
最近ふと、多読による英語力向上以外の効能に気づきました。 それは、日常に埋もれて、あまり考えなくなってしまったことを考えさせられるということ。
もともと私は読書好きなんですが、かなりpickyでして、自分が好きなジャンルや好きな作家のものばかり読みあさるタイプでした。 そんなわけで多読を始めてしばらくは、自分の好きなジャンルのものを選んでいたんですが、経済的な理由で購入したOxford Bookworms Libraryのお買得パックの中には、いわゆる名作古典や恋愛もの、歴史ものなども含まれていて(というか、ほとんどがそう)、好むと好まざると、「これも英語の勉強だ!」と読んでいたのです。 しかし、これまで避けて通っていた名作古典も、読んでみるとなかなか面白く、私にとって鬼門だった世界史にも興味をもつようになりました。
話が前後しますが、今読んでいる『On the Beach』は実にタイムリーで、イラク戦争がいろんな国の人々を巻き込んで泥沼化しつつある現在、背筋の氷るような、泣きたいような気持ちで読んでいます。
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