今日、一人のガス馬車御者が会社をやめました。 朝きたら、はげのテーブルの上に退職願が。 そうか、やっぱり、はげの異動が気に入らなかったか。 考えてみれば、はげが自分の手元から、自分の嫌いな人間を遠ざけるためだけに行われた人事。 その人の特性や経験などはまったく加味されていない。 「おじさん」も、最近、やめたい、やめたい、と言うようになった。 やはり、今までやったことのない仕事は、六十歳の老体には負担以外の何物でもない。 このままでいくと、嘱託の社員はどんどんやめていくことになるだろう。 新しくガス馬車御者が入ってくるとしても、まともに仕事ができるようになるのは半年から一年以上かかる。 他のガス馬車御者がどんどんやめると、会社は回らなくなる。 そのとき、はげはどうやって責任をとるつもりなのだろうか。
社長よ、早くはげを罷免しろ。 それが一番の方策だ。
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