ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも4 - 2009年03月13日(金)

『グラスハウス』

B級サスペンス映画。
結構ドキドキする話運びだが、物語の設定の細かいことがあまり描けていないので何のことだかわからないところが多々ある。
主人公のキャラは、まったく描く気なしといったところなので、登場人物に感情移入できない。


『リードマイリップス』

建設会社に勤めている耳の悪い主人公は読唇術が使える。そのかわいそうな主人公が、職にありつけない務所帰りの惨めなやさぐれ男を部下に雇うが、その部下の盗みに付き合い、二人してお金持ちになってしまうという陳腐な話。

素人の作りそうな話だけれど、主人公のキャラクターはしっかりと描けているので、見応えはある。
セザール賞、主演女優賞と脚本賞を取っているのは、やはり演技力と、キャラクターをしっかり描けているというところで取ったのだろうと思う。

やはりB級かそうでないかは、ストーリーの流れの面白さではなく、キャラが描けているかどうかというところにあると思う。




『ニュートンボーイズ』

1920年代に実際にあった強盗の話。

アメリカの世界恐慌前の景気の良かった時代、のほのぼのとした強盗たちの様子が、実話だけに面白い。

拳銃とニトログリセリンを持って強盗をするのだけれど、まったく人は死んでいない。

拳銃を持っても実際は、怖くて人間なんか打てはしなかったというところが面白い。

ほとんど強盗団ごっこといった雰囲気で次々に銀行や列車を襲って大金持ちになっていくところに意外性を感じる。

強盗をした犯人たちは、たいした罰を受けることも無く長生きで、最近まで生きていた。
映画の出来としては、もっと面白く描けたんじゃないかという感じもする。
まあまあの出来である。





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