★悠悠自適な日記☆
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2002年06月19日(水)

 久しぶりに部活に行ってきました。後輩の老人ホームでの公演が近付いているのでちょっと稽古を覗きに行ったのです。夢野劇部では、引退した先輩(「小姑」と呼ばれます)があまり稽古に深入りすると演出を崩しかねないので数年前からは必要以上は顔を出さないという暗黙のルールがあります。で、今日は本番を観にいけないということもあって一度だけ通し稽古を観にお邪魔したのです。

 久しぶりの部活。後輩の芝居作りもまだまだ稚拙で一緒に芝居をしたくなるような環境〜とはお世辞にも言えませんが、現役時代の血(笑)がつい騒ぎ出し、まぁぺらぺ〜らと駄目だしし倒しました。怒りたい箇所もいくつかありましたが、しかし100分の1くらいに抑えたつもりです…。(部員が見ると怒りそうです。)

 つい一ヶ月前までは自分の家で、私はそこの主だった場所です。しかし久しぶりに訪れたその「家」はもう私の家ではなく、一ヶ月前までは「家族」だった後輩達が、今はもう一人立ちしようとしています。私はお客さんとしてドアをノックしました。その扉はとても厚く、とても重いもののように感じました。

 古くなった家は建て替えられていきます。今はちょうどその立て替えの最中のようです。「家」の良し悪しは一家の主の統率力で決まり、その主を支えるのは回りの家族です。後輩達にはよい「家」を建設してほしいものです。

 私たちが築いた家は…もちろんすごく強い家でしたよ。

 

 


嶋子 |MAILHomePage

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