★悠悠自適な日記☆
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2002年08月02日(金) |
招き猫トラは何を招くか |
今日は夢野台高校演劇部の公演にお邪魔しました。後輩達が中心となって行われる公演はこれが初めてで、なんだかとても緊張しながら足を運びました。バスに乗って劇場に向かったのですが、三ノ宮の方で事故があったらしく、新神戸からちょっといったところでバスから強制的に降ろされるというハプニングが起こりました。バス料金がタダになったのはよかったのですが、差し入れの扇風機(!!)を抱えて15分位歩くのはキツかったです。
さて、肝心の本番ですが、前評判の割にはよく仕上がってた方ではないかと思っています。通し稽古を始めたのが28日、開場直前までリハーサルをやっていたようなので一時はどうなることかと思いましたが、無事終わってホッとしています。今まで私達がやってきた芝居といえば、いい意味でも悪い意味でも派手な芝居が多かったのですが、今回のはわかりやすいストーリーで、音響も照明もシンプルでいかにも高校生らしく、のんびりした雰囲気で、あぁ、これがあの子達のカラーなんやなとしみじみ思いました。私達が追い求めていたものとは全く違う色です。同じ時を過ごしていたのに、そこから見付けたものは違うものだったのです。時代は移り変わっていきます。
パンフレットには当然アンケートなんかがついていたりして、私も熱心に書くのですが、私は身内(つまり夢野演劇部)にはあまり良い事を書きません。重箱の隅をつつくような駄目出しばかりです。なぜなら私が「おもしろかったよ!よかったよ!」なんて書いてもあまり役にたたないと思うからです。それは、きっと他の人が書くことなので(書いてもらえなければおしまいですが)、なら私はもっとこの先役立つことを書こうと思うのです。しかも、「ここはこうした方が見せられるんじゃないかな」のような優しい言葉ではなく「〜がまったく活かせてなくて、見苦しい」等とあえてキツイ言葉を選んで書きます。こちらとしては甘く言おうが厳しく言おうが本音は本音なのでこの際容赦ナシです。客観的に見ている者から出る意見の重みも真剣にとらえて欲しいと思うからです。でないと自分よがりの舞台になってしまいます。私は今回ほとんど稽古を見ていないので、独断と偏見を交えつつかなり好き勝手書きました。あとで、マズかったかな…と不安になったりもしたのですが、それが客観的に見た意見なんだからしゃーねーやん!と開き直りました。
偉そうにこんなことをやっている割に小心者なので、いつも後で後輩との関係が悪くなったらどうしようと不安になります。この前なんか、1年の子に「迷惑してるんでもう稽古場には来ないで下さい」と言われる夢を見てビックリして目を覚ましました。目が覚めた時は現実との区別がつかなくて半泣きでした。稽古は1回しか見てないのに…。きっと自分の中に罪悪感みたいなのがあるからこんな夢を見るのでしょうが…。本当は大好きなんですよ。
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