立つ 土の上に立っている屈んで一握りの土をとる土の匂いを嗅ぐ長い時間を変わらぬものいのちとたましいの混沌安らかな匂いに酔いしれる天の下で仰ぎ見る夜に立てば暗黒のもとの卑小刃の風に身を縮め長い時間を変わらぬもの存在と祈りの混沌果てなき空虚に怯えている