夢見る汗牛充棟
DiaryINDEX|past|will
かき初め
ここはあらたな空の下
あおはやわらかなあおいろで たくさんの誰かに影をつくるよ
なにが違っているんだろう 繰り返し筆を足す この仕事 果てないうたの渦でもがくんだ すっかり溺れてしまうまで まだ両腕には力があるからね
雲が流れていく遥か下を ながれるきれいなものたちを
ここにあるしあわせを ここにあったさいわいを
うつりぎなしあわせを とおくにあるさいわいを
汚れにまみれたしあわせを くろくあかるいさいわいを
ちっぽけな言葉で綴るんだし にんげんの言葉で綴るんだし
こんなうたは 空にはとうていわかるまいもの
けれど
ここは新たな空の下だ 太陽がのぼってうれしいね 立っていられてよかったねと
いまは思ってみようかな 明日はわからないんだけど
さあ ぼちぼちいきますか
|