夢見る汗牛充棟
DiaryINDEXpastwill


2003年03月29日(土) 『スカイ・クロラ』森博嗣

●『スカイ・クロラ』森博嗣(中央公論新社)

とりあえず、装丁がなんとなくきれいでいいなぁ、と思う。
青空に透明のカバー。
SFのようなファンタジィのようなミステリのような。
曖昧で無気力で「君になにがわかるの?」と言っているような。
「意味なんてないんだよ。」 とりとめない。詩みたいな。
そんな筆で描かれる空中戦というのも面白い。戦闘機乗りのお話。
なんというか、私の誤解に基づいて言うならば、とても「らしい」
お話だと思いました。

以前から気になっていたのですが、ハードカバーは高いので
買いたくない私は、購入を見合わせておりました。
『ブックオフ』にて¥500の所を購入。
そんな訳で、印税は入らないのです。でも新書は抜かりなく
買っているので許してください。

ところで、森さんじゃないですが。
『陰摩羅鬼の瑕』は一体何時でるんだろう?


恵 |MAIL