夢見る汗牛充棟
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2006年08月02日(水) 刻印の魔女 藤原瑞記

中央公論新社

デビュー作を買ったので、なんとなく購入。
読了。

読みやすいし気楽に面白く読めました。可愛いお話でした。
読み終わってから、なんとなくタイトルに違和感を覚えました。
【刻印の魔女】というほど魔女が重要な役どころだったのか
よくわからなかったところに起因するんですが。

薄い味付けて、もうひとつパンチが欲しいような気もしますが
このあっさり感が個性なのかなぁ。

どうでもいいが伯父伯母はぜんぜん悪い人じゃないよなーとか。
ファンタジー世界だし、就学率識字率そんなに高くもないんだろう
と思っていたので、「学校にもいかせないなんてひどい!」と
憤然とする女性に同感だと思うよりまず。ふーんこの世界って
そーなんだ、と思ったです。

前作も小動物がいい味だしていましたが、今回も抜かりなく
動物が可愛らしく味わい深く心の琴線わしづかみです。ああー。
動物じゃなくて、使い魔ですけど。


今回の個人的なヒットは第一章冒頭の魔道士さまご一行。
魔道士というと少なくとも知的でクールなイメージなものを
よくぞここまであほっぽく、かっこわるーく描いてくださりました。
すっごく笑ったで賞を彼らに進呈。

何故鍋じゃなきゃ駄目だったのか? 鍋しか思いつかなかったのか?
団体行動する一団なら笛なり呼子なり爆竹なりそのての原始的で
がさばらない発信手段の一つや二つ所持しなかったのか?
仮にもおまいら魔法使いだろう? と突っ込みたかったです。
わーい。


恵 |MAIL