夢見る汗牛充棟
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2006年11月06日(月) 百年戦争 フィリップ・コンタミーヌ

訳:坂巻昭二

白水社 文庫クセジュ

図書館で借り。読了。

英仏の百年戦争の起こりから終結まで簡潔に述べた一冊。
これ一冊で百年戦争はばっちり……なのかもしれないけれど
淡々述べ型歴史教科書系の一冊だったのでたいそう退屈で
うんざりした。薄いのでどうにかこうにか。
たしかに簡潔に述べてあるみたいだけど、わかりやすいか
というとちょっと首ひねってしまう。
多分基礎知識のある人にはわかりやすいのかもしれない。

手元に歴史地図系の資料と、系図の資料があればもうちょっと
わかりやすかったかもしらん。
出てくる人出てくる人皆、ヘンリーかジャンかエドワード
或いはシャルルかフィリップかルイ。
女性はジャンヌばっかでたいそう混乱してしまいました。


素朴な疑問
・人名の真ん中の【ル】と【ド】と【デュ】って何が違うんだろ?


領地の問題での英仏対立と、お互いの自国内での王朝問題が
複雑に絡みあってややこしくこんがらがって百年続いているの
だから簡潔にったって無理だよなー。


恵 |MAIL