夢見る汗牛充棟
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友人に誘われたのでエラゴン見てきました。 ちなみに原作は知らない。
公開二日目にも関わらず、中ほどに座った私達の 前には空席が広がっていました。 あんまりロングランにはなりそうもないか。 がんばって宣伝していたわりには。
公開したばかりなので、一応埋めておく。
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物語として展開がお約束で、おおっ! と思う驚きどころ はないけれど、悪に支配された国が待ちわびた一人の英雄 って物語、目新しくなりようもないのだし。ともかく。
ええと、冒頭のドラゴンの成長っぷりには驚いたけど。 なんつー非常識な。作りや構成が丁寧でないと思った。 ……ええと、上映時間の問題なのか。時間足りなかった?
原作、知らないし。 残念ながら、映画を見て原作に興味を覚えることもなかった。
非力な子ドラゴンを主人公が守ってやるでもなく、 あっという間に大人になったドラゴンがご主人様守ろうと 懸命になる……という展開は、私は萌えない。 主従とか一対とかは、与えて与えられてという相互関係が あってこそ萌えるんですが、個人的には。
ええと肉屋で肉を買おうとする狩人には驚いたかな。 今思えば、未熟なのにプライドは高いという性格の表現 だったのかもしれない。
世界の中心にいる自分を信じられる子供なら、主人公に 感情移入してはらはらどきどきできるのかな、という ぬるーい気持ちで成り行きを見守っていた上映時間でした。 退屈ってことはないけれど、いい大人がみるには痛々しい。
世界がとことん主人公に優しく甘い。 ご都合主義が露骨すぎると見ていてなんだか白けます。 なんというか、書いてる人=主人公でさぞやうっとりして この作品を生んだのではないかと思ってしまう。
最終的に主人公少年が目覚めて 「長い夢を見ていたみたいだ」 とか呟いても、私きっと驚かないな。
で、結局、主人公の成長って、どこでしたの? と 首傾げてしまうんだけど。 ドラゴンに選ばれた理由が最後まで見てる私にはいまひとつ 伝わらなかったなーと思う。役者さんもちょっと地味ですね。 あの地味さで、あの性格の主人公に好意を持つってちょっと 困難でした。
あとなんとなく独自の世界観というものが映像から さっぱり感じ取れなかった。雄大そうな風景連ねてみました って感じで、どういう世界なんだか結局わからなかった。
徹夜でドラゴン用のフルプレートこさえた人々に 敬意とともにがんばったで賞を送りたいです。 ぜったい燃えつきて白くなってるような気がします。
ドワーフとエルフがいるらしいので一応次も見てみたいかな。 とは思います。
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