夢見る汗牛充棟
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2007年10月08日(月) イギリス古事民俗誌 ロバート・チェインバーズ

大修館書店 加藤憲市:訳 四六版

図書館で借り。

「The Book of Days」
W.&R Chambers

原書は上巻832頁 下巻840頁 という超大作。
1月1日〜12月31日まですべてについてその日にまつわる
なにがしかの文章を載せればそれくらいいくでしょうね。

本書は、その抄訳。いろいろな話題があって面白かった。
楽しいイギリス史コラムって感じです。
挿絵も多くてわかりやすい。刑罰に関しての話題とか、
商店の屋号とか看板についての話題とか楽しかった。
「酒だるとリュート亭」とか「カササギと王冠亭」とか
「クジラとカラス亭」とかその辺のファンタジー小説に出てくる
酒場よりずっと楽しそうなお店がたくさんありました。

冗長だと後書きにありましたが、完全訳があればいいのになぁと
思います。

シェイクスピアの引用がかなり多くて、西洋の本読むには
聖書とシェイクスピアは読んどけよって本当だなぁ……とまた
改めて思った。でも手が出ないんだー。聖書も通読はまだです。
高校卒業時に一冊もらって手元にあれども、これも究極の積読ですねぇ。

引用が多いのでいろいろな本が読みたくなる一冊でした。


恵 |MAIL