夢見る汗牛充棟
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2008年01月04日(金) |
マルドゥック・スクランブル 冲方丁 |
全3巻 ハヤカワ文庫
読了
読み始めたら止まらなくなりました。目使いすぎて、吐き気がしてます。 なにもそこまでして本読まなくてもいい気がする。 昨日から今まで考えてみれば起きてる時間ほとんど字を読んでます。 肩が修復不能にばりばりです。気持ち悪いー。
次の三冊を購入しに本屋に駆け出したくなるくらいには、楽しかった。 ていうか、いいなぁウフコック。優しくとっても善いネズミ。 そんでもって、楽俊とだぶりました。 ネズミ=いい人 という図式ができそうです。私の中で。
薔薇の名前は旧年から読んでいたもので、子年になってから一作目 としてはまことに適切な選択だったなぁとうっとりしてます。
三角関係の結末はとても悲しかったですが、ウフコックは一人だから こうなるしかなかったのかな。
ボイルドが真に求めていたのはウフコックそのものじゃなくて。 シェルが真に求めていたのもバロットそのものじゃなくて。 そんな二人が組んでウフコックとバロットを手に入れようとしてる 構図はどこか滑稽だなとか思いながら読んでいたんですけど。
ボイルドは本当にウフコックが欲しかったのかなーと最後まで 読んだ現在はちょっとわからなくなりました。 ただ、環境が無邪気な友愛を育ませなかっただけなんだろか。
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